2022/11/02

Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 5

前回 は、トーキー映画用のディスク録音、民生用長時間レコード、放送局用トランスクリプション盤、ベル研/WEの縦振動トランスクリプション盤など、あれこれについて調べました。

On the previous part, I studied on the history of the “sound-on-disc” soundtracks for talking motion pictures, “Program Transcription” long playing record for consumer, Electrical Transcription discs for radio industry, Bell/WE’s vertical transcription technology, etc.

今回はその続きで、放送局用の横振動記録トランスクリプション盤のあれこれ、及び初の録音再生統一カーブ “Orthacoustic” について学んでいきます。

This time, I am going to continue learning the history, including the lateral transcription records, as well as the first recording/reproducing curve ever published – called “Orthacoustic”.

Mr. Frederick and Mr. Stokowski (1932)

source: “Adoustical Scoiety Hears New Vertical Recordings”, Bell Laboratories Record, Vol.10, No. 10, June 1932, p.370.

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2022/04/11

First commercial Direct-to-disc LPs in 1969

In 1969, “the world’s first” “commercial” “Direct-to-disc” microgroove LP records were released, from the Nippon Columbia label. The “Columbia 45rpm Direct Cutting Series” consists of six 45 rpm Direct-to-disc albums.

「世界初」の「市販用」「ダイレクトカッティング」LPレコードがリリースされたのは1969年のこと、日本コロムビアレーベルからでした。シリーズ全6枚、すべて45回転でした。

Columbia 45rpm Direct Cutting Series

(from inside gatefold of 45PX-2008-AX)

This wonderful set (containing superb performances in wonderful sound quality) of six records are the very first examples of Direct-to-disc LP records – many of that were produced by various labels around the world and sold mainly in the 1970s.

1970年代に世界中のさまざまなレーベルから、主に「オーディオファイル向け」と銘打ってダイレクトカッティングレコードが大量にリリースされる先駆けとなるものです。実に生々しくそして素晴らしい演奏内容となっています。

Please note that almost all of the 78 rpms (until mid-1940s) were Direct-to-disc records; also, during the microgroove LP years, many of the audio testing records (primarily for audiophiles etc.) were also Direct-to-discs.

また、元々はSP盤の時代、1940年代前半までは、全てのレコードがダイレクトカッティングであったわけですし、LP時代に突入してからも、オーディオチェック用のテストレコードなどは、ダイレクトカッティングで製造されているものが多かったことも記しておきます。

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2021/12/27

Mara Carlyle Live at Pizza Express

マシュー・ハーバート (Matthew Herbert) 人脈でもよく知られている、マラ・カーライル (Mara Carlyle) さんの新譜が、クリスマスイブにデジタルで公開されました。Bandcamp で無料からダウンロードできます(もちろん「投げ銭」も可能で、私も支払わせていただきました)。

Live At Pizza Express
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2021/12/13

Hooray for Petra Haden!

どれくらい前だったでしょうか。

ペトラ・ヘイデン (Petra Haden) さんの音楽を初めて聴いたのは、このアルバムが最初でした。

「このヒト、頭イカれてる!(いい意味で)」「すげぇこの人」と、すぐに虜になりました。

Petra Haden Sings The Who Sell Out
Petra Haden Sings: The Who Sell Out
(2005, Bar/None Records BRN-CD-160)
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2021/12/04

“Fab gear!” MOJO presents 15 customised Beatles covers

3部作ドキュメンタリ「The Beatles: Get Back」はたくさんの発見があって楽しかったですね。かつて中学生〜大学生時代に海賊版レコードを買いまくり聴き込みまくりノートに勝手分析してた(笑)元マニアとしても、Get Back 時代のアングラ音源には大変お世話になったクチです。21世紀に入ってからも、例のCD83枚分の音源「A/B Road」を必死に聴き通した(笑)のも懐かしいです。

その映画のことや、ビートルズの音楽については、いろんなところでディープに分析されていますので、ここでは特に何も書きません。

代わりにここでは、イギリスの音楽雑誌 MOJO Magazine 2021年11月号(9月発行)に付属していたCDについて。

Mojo Magazine (November 2021) Continue reading
2021/10/09

レコードサブスクは楽しい (3): NØ FØRMAT!

いろいろあるレコードサブスクのご紹介シリーズ。

1回目は毎月おすすめレコードが届く VINYL ME, PLEASE、2回目はワールドミュージックのレコード/CD/ディジタルダウンロードを毎月選んで購入できる World Music Network でした。

今回は、またまた違った毛色のサービス、最近夢中になっている NØ FØRMAT! のサブスクをご紹介します。

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2021/09/30

レコードサブスクは楽しい (2): World Music Network

いろいろあるレコードサブスク、前回は VINYL ME, PLEASE (VMP) を紹介しましたが、今回はちょっと毛色の異なったサービスということで、World Music Network をご紹介します。

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2021/09/27

レコードサブスクは楽しい (1): VINYL ME, PLEASE

新しい音楽との出会いを求め、自分なりの好みを探究するために、いろんなレコード屋さん巡りをする人々。わたしもその1人でしたが、今となってはリアル店舗訪問もめっきり少なくなり。

ヴィンテージ盤コレクターすら、リアル店舗で買うよりはヤフオクや eBay、Discogs で買う人が多くなり。

ロスレスやハイレゾのストリーミングすら一般的となりつつある現在では、CDやLPといったメディアを買って聴く行為は、もはや絶滅危惧種といっていいのかもしれません。寂しいですけど。

そんな中、レコードの各種サブスクリプションサービスが人気です。私もいくつかお気に入りのサービスを契約しています。

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2021/09/12

Technics SU-R1000 試聴記 #12: 内蔵ディジタルフォノイコ (補正後)

試聴12日目 (2021年6月30日) は、SU-R1000 の最大の目玉機能といえる機能のテストです。

内蔵ディジタルフォノイコを、測定レコードによる補正を行って聴いてみます。

パナソニック勤務の友人の計らいにより、2021年6月19日〜7月2日の2週間に渡って、話題のフルディジタルインテグレーテッドアンプ Technics SU-R1000 をお借りしての自宅環境で試聴です。

前回 まで同様、当時 Facebook に毎日載せていた試聴記の(加筆修正後の)転載となります。

The Inner Treaty / San Araw Continue reading
2021/09/11

Technics SU-R1000 試聴記 #11: 内蔵ディジタルフォノイコ (補正前)

試聴11日目 (2021年6月29日) は、ついに SU-R1000 内蔵のディジタルフォノイコを試します。ただし、まずは測定レコードを使った補正はなしで。

パナソニック勤務の友人の計らいにより、2021年6月19日〜7月2日の2週間に渡って、話題のフルディジタルインテグレーテッドアンプ Technics SU-R1000 をお借りしての自宅環境で試聴です。

前回 まで同様、当時 Facebook に毎日載せていた試聴記の(加筆修正後の)転載となります。

GyroDec / GE VRII playing EmArcy 78 rpm Continue reading