Kohji Matsubayashi

R.I.P., Mr. Jim Hall, The Greatest Jazz Guitar Stylist In History

来年1月の来日を楽しみにされていた方は私だけではないはず。こんなにも早く、お別れになってしまうなんて。

最近は少し体調を崩されていたとのことですが、自宅ベッドで眠るように亡くなられたとのこと。。。

この訃報に接し、今朝は本当にショックで落ち込んでいます。私の心から崇拝するジャズミュージシャンがまた一人鬼籍に。。。どうぞ、本当に本当に、安らかにお眠り下さい。今まで余りにも素晴らしい演奏やアルバムをこの世に残して下さり、本当に感謝しています。

 

ジェームス・スタンリー・ホール、通称 ジム・ホール。1930年12月4日生、2013年12月10日没。

James Stanley Hall, a.k.a. Jim Hall, born December 4, 1930, died December 10, 2013.

 
Jazz Impressions Of Japan / Jim Hall (my best favourite Jim Hall album, “Jazz Impressions Of Japan”, 1976) (I wrote the blog entry on this album nine years ago)
Kohji Matsubayashi

Kind Of Blue, Remastered, Again

またか、と思ってしまいますが、今回は間違いなく決定版です。HDtracks にて ステレオ (24/192, 24/96)モノ (24/192, 24/96) がリリースされています。圧倒的なリマスター。

Yet another remaster? But this time, 2013 version is surely the definitive edition. HDtracks just released the digital downloads on the website, both in stereo (24/192, 24/96) and mono (24/192, 24/96). The Definitive Remaster, period.

 
[Kind Of Blue, Remastered 2013, on HDtracks]
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Kohji Matsubayashi

KUNIKO PLAYS REICH: Electric Counterpoint Version For Percussions

クルマで移動中、あるいは自宅のオーディオで、いろんな音楽をかけるわけですが、6歳になる娘に媚び諂って子供向け音楽をかけたりすることは滅多にありません。

When I am driving with my car audio, or when I am at home listening to music with my stereo system, I play various kinds of music. But I seldom curry favor with my daughter, who is six years old now, like I play music for kids.

 
[pile of CD cases]
 

バディ・リッチのドラムバトルとか本当に大好きで、パーカッション演奏を聴くのが大好きな娘は、最近だと、スティーブ・ライヒ (Steve Reich) の “Music For 18 Musicians” と “Electric Counterpoint (Version for Percussions)” がストライクゾーンだった模様。特に後者はアドリブで「さむ さむ さむ さむ さむい さむい さむい さむい ねむい ねむい ねむい ねむい」とか歌いながら楽しんでました。I li I li I li I lik I lik I like I like I like the way way way way way s s s sh sh sh she she lik lik lik likes likes likes!

Recently she (who loves percussive performances a lot, including drum battles by Buddy Rich!) found the greatness of “Music For 18 Musicians” and “Electric Counterpoint (Version for Percussions)” both by Steve Reich. Particularly she loves the latter composition, and she does ad-lib singing along with the tune, like “Co, co, co, co, cold, cold, cold, cold, cool, cool, cool, cool” – Yes, I li I li I li I lik I lik I like I like I like the way way way way way s s s sh sh sh she she lik lik lik likes likes likes!

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Sonny Rollins Live At The Village Gate, July 27-30, 1962

某所でつい最近から出回り出した ソニー・ロリンズ (Sonny Rollins) の音源が凄すぎです。1962年7月27日〜30日、NYC の The Village Gate で録音され、その中から3曲だけアルバム「Our Man In Jazz」に3曲収録されたライブ録音のコンプリート音源です。

 
The Village Gate
 

1963年にリリースされたオリジナルは3曲。ジム・ホール (Jim Hall) とのピアノレスカルテットを解消したのち、あの ドン・チェリー (Don Cherry) とカルテットを組み、フリー的なアプローチに身を投じていた時期にあたります。このカルテットが残した音源は1962年7月〜1963年2月という非常に短期間に限られ、貴重なものです。

曲の途中で録音が止められたもの、途中からしか録音されてないものも含めて、恐らくマスターテープそのまんま。音質も極上、演奏ももちろん最高(この時期のロリンズは好き嫌いもあるかもしれませんが)。

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Thelonious Monk & Van Morrison Vinyl From Concert Vault

フィルモアで有名なあの ビル・グレアムBill Graham)が権利を持っていた音源や映像を取得し、USD3.99/月、または USD39.99/年でオンラインストリーミングで聴いたり観たりできる(かつては無料でした)Concert Vault / Wolfgang’s Vault をご存知の方も多いでしょう。

2013年9月現在では Wolfgang’s Vault から独立した別サイトとなった Concert Vault で、従来通りメンバー向けストリーミングを行っている他、音源のオンラインダウンロードも有料で行っています(年間会員になると、期間限定無料ダウンロードを行っていたりします)。本家 Wolfgang’s Vault では、ロックを中心にしたさまざまなジャンルの音楽やミュージシャンにまつわるノベルティなどを引き続き販売しています。

とにかくLP化、CD化されていないお宝ライブ音源がざっくざっく。過去にブートレグやハーフオフィシャルでのみ聴けた音源も、圧倒的にまともな音質で(しかも権利関係はきちんとクリアされた上で)聴けたりするのが嬉しい限りです。音源のディジタルダウンロード(320kbps MP3)も、ほとんどが1ライブ USD5.00 しかしません。

個人的には無料お試しアカウント期間中に聴いた James Brown at Newport Jazz Festival, July 6, 1969Thelonious Monk at Avery Fisher Hall, July 3, 1975 でノックアウトされました。前者はブートなどでは聴けるものでしたが、こうやって正規で聴けるのは感慨もひとしおです。後者は、数年前にハーフオフィシャルでCDリリースされていましたが、最悪の音質で、尊師モンクの現存する最終録音を素直に楽しむことは難しかったのですが、こちらはピッチも修正されきちんとした音質で聴く事ができ感涙ものです。

で、今年の4月に勢いで(笑)年間アカウントを申し込んだのですが、その際なんとサイトで公開されている音源を元に作られたLPを2枚、無料でプレゼント(送料は実費)するキャンペーン中だったのです。しかもその対象がモンクさまとヴァン・モリソンだったからたまりません。

到着するのに5ヶ月も要する、という、ちょっとアレな展開でした(その間に何度もサポートにメールしたりもしました)が、先日無事届きました。元々LP/CD化する予定のなかった(音質的にも必ずしも完璧とはいえない)音源をいまさらLPで聴く意味があるのか、は微妙なところですが。。。

 
Concert Vault CVLP-001 / CVLP-002

Newport ’59 / Thelonious Monk (Concert Vault CVLP-001)
The Bottom Line ’78 / Van Morrison (Concert Vault CVLP-002)

Buy Thelonious Monk Newport ’59 Vinyl at Wolfgang’s Vault
Buy Van Morrison The Bottom Line ’78 Vinyl at Wolfgang’s Vault

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Kohji Matsubayashi

That’s A Plenty! (Part 2)

娘が生まれて初めて「That’s A Plenty」を聴いてからはや3ヶ月。未だにこの楽曲に飽きる気配はみせません。クルマで移動中は、かならず That’s A Plenty プレイリストの再生をせがみますし、最近購入したディジタルピアノでも That’s A Plenty の Aメロ Bメロを嬉々として弾き、自転車でお散歩中も鼻歌でメロディを歌う毎日です。

It’s been three months since my daughter knew that old standard tune “That’s A Plenty”, and she never lost interest to this song: she always ask me to play the playlist (on my iPhone) containing various versions of “That’s A Plenty”; she loves to play A melody and B melody of that tune with her new digital piano; she still hums the tune while she rides on her bicycle outside.

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Kohji Matsubayashi

That’s A Plenty! (Part 1)

私がここ暫く Plays Monk ものにドップリ浸っている一方、5歳の娘は最近ある曲に熱狂的にハマっています。

I’ve been exploring the vast world of “Plays Monk” by various musicians (as you see on my previous posts here), while my five-years-old daughter fell deeply in love with one particular song.

 

1914年、Lew Pollack 作曲、Ray Gilbert 作詞のスタンダードナンバー、「That’s A Plenty」です。

The song is “That’s A Plenty”, an old standard tune written by Lew Pollack and Ray Gilbert in 1914.

 
[That's A Plenty Cover]
 

(私のお下がりの)娘の iPhone には、現時点で32バージョン(一部同一演奏の重複あり)の「That’s A Plenty」が同期されており、毎日何度も何度も聴いたり歌ったり弾いたりして楽しんでいます。

Her iPhone (handed down from me) always contains many versions of “That’s A Plenty” (32 versions so far) – she enjoys this number so much, listening to it, humming along with it, playing it on keyboards, etc.

 
[That's A Plenty]

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Diversity of “Plays Monk”, Pt. 6: Hal Willner – That’s The Way I Feel Now

真打ちその1。全てのモンクトリビュートものの規範となる素晴らしいアルバムです。

唯一といっていい欠点は、(過去に多くの方が指摘してきたように)「このアルバムがモンク存命中に出なかったこと」という一点だけでしょう。オリジナルのリリースは1984年。モンクがこの世を去った2年後になります。

LP(2枚組)も CD も廃盤。しかも CD は7曲もカットされ、曲順も異なります。今こそ、オリジナルの2枚組LPの全曲による CD 再発を強く希望します。

That's The Way I Feel Now

That’s The Way I Feel Now: A Tribute To Thelonious Monk (A&M SP-6600)

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Kohji Matsubayashi

Diversity of “Plays Monk”, Pt. 5: ASA Trio

Pt. 3 (Bobby Broom) の時に

ギターでモンクの楽曲にがっちり取り組んでいるアルバムは、私の知っている限り3枚ありますが

と書きました。

それは ボビー・ブルーム(Bobby Broom)(2009)、ピーター・バーンスタイン(Peter Bernstein)(2008)、ジョシュア・ブレイクストーン(Joshua Breakstone)(1997) がそれぞれ出した ギタートリオ によるアルバムを意図していた(現時点ではジョシュア・ブレイクストーンの盤のみ未聴)のですが、他にもアコースティックギターソロ(!)や電化ヴァイオリン入り(!)、ピアノとのデュオ、などなど、様々な編成でギターがフィーチャーされているものがいろいろあります。それらも今後紹介する予定です。

今回もそんな1枚で、なんと ハモンドオルガン入り です。これは期待も膨らむというもの。

Plays Monk

ASA Trio Plays The Music of Thelonious Monk (Sunny/Sky 727)

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Diversity of “Plays Monk”, Pt. 4: Plays Monk (Scott Amendola, Ben Goldberg, Devin Hoff)

Pt. 4 まできました。手元にはバラエティに富む「Plays Monk」なアルバムがまだまだあります。折をみてはまだ増えていくでしょう。

さて今回のアルバムは、ピアノレスでダンディズムにあふれ、現代的で踊れるモンク集 です。この格好良さは現在進行形のミュージシャンならではのものであると同時に、1950年代のジェリー・マリガン(Gerry Mulligan)のダンディズムに通じるものすら感じます。

こんな方向性の「Plays Monk」も素敵です。そしてなにより、モンクの楽曲に新たな可能性を付加することに成功しています。文句無しに大推薦。

Plays Monk

Plays Monk (Long Song Records LSRCD104/2007)

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