2005/03/14

In The Basement c/w Little Girl Blue / Art Blakey

(本エントリは、私が別の web に 2004年 8月 9日付で掲載していたものを転載したものです)

(this entry was originally made public at my another web site on August 9, 2004)

[16007x45 Side-A] [16007x45 Side-B]
In The Basement c/w Little Girl Blue / Art Blakey
(EmArcy 16007×45)

1954年10月にリリースを開始した EmArcy レーベルでは、当初シングル盤 (45回転と 78回転) もリリースされていました。これらの中にはシングルオンリーでしか日の目をみなかった音源がいくつかあるのですが、これもその 1枚です (1954年 3月24日録音)。後に “The Complete Art Blakey on EmArcy” (日本フォノグラム 195J-10085) という LP に (同セッションの未発表曲 2曲と共に) 収録されました。A面の “In The Basement” は実にカッコいいハードバップです (パーソネルはレーベル写真を参照)。録音も実に素晴らしいガッツのあるものです。

EmArcy label, the most famous subsidiary of the Mercury label, was started in October 1954. In the very early era, EmArcy also had a number of 78rpm/45rpm single releases which faded out soon. Some of the releases contain invaluable tracks which can be heard only on these single releases. This Art Blakey’s 45rpm (recorded on March 24, 1954) is one of such discs – both tracks can be heard on this 45rpm and equivalent 78rpm only (later Nippon Phonogram released the LP “The Complete Art Blakey on EmArcy”, 195J-10085, which contained these tracks as well as previously-unreleased tracks). The A-side track “In The Basement” is one of the finest hard-bop tracks (see the label photo for the personnel). Recording quality is also supreme – very powerful indeed.

しかし、この曲でかなりカッチョええテナーをブリブリとかましているミュージシャン、Henry Durant なる人については何も情報が分かりません。1954年〜1955年にごくわずかのレコーディングセッションに顔を出しただけで、その後表にはでてこられていない様です。

On these tracks, we can hear way-cool tenor saxophone player whose name is Henry Durant. Unfortunately there are few information on him available. As far as I know he appeared on a few recording sessions in circa 1954-1955.

この Henry Durant なるテナーサックスプレーヤーについて何か情報を御存じの方がおられましたら、是非御教授下さい。

If you have any information on this seldom-known tenor saxophonist Henry Durant, pleaset le me know.

[16007 Side-A] [16007 Side-B]
In The Basement c/w Little Girl Blue / Art Blakey
(EmArcy 16007)
(上のシングルと同等の SP 盤 / Equivalent 78rpm release)
2005/03/14

The Folk-Type Swinger / Jeannie Hoffman

(本エントリは、私が別の web に 2004年 5月11日付で掲載していたものを転載したものです)
(this entry was originally made public at my another web site on May 11, 2004)

5月が終わる迄にはまだ随分ありますが、現時点で今月の収穫のうちトップ。

Although there are 20 days left on May, this LP would be one of the best among all collection I got in May.

[T-2021 Front Cover]
The Folk-Type Swinger / Jeannie Hoffman
(Capitol T-2021)
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2005/03/14

Demo Crazy / Damon Albarn

(本エントリは、私が別の web に 2004年 3月 1日付で掲載していたものを転載したものです)
(this entry was originally made public at my another web site on March 1, 2004)

このアルバムのタイトル「Demo Crazy」を見た時、真っ先に思い出したのはあの偉大なミュージシャン Fela Kuti のことでした。彼は democracy をもじった、意味深な「Democrazy」というタームを提唱したのでした。

I remember the phrase of this album’s title “Demo Crazy” – the phrase should remind us of the late Fela Kuti, who was (of course) a great Afro artist and who originally coined the meaningful phrase “Democrazy” (not democracy).

[DEMO1/HJP10 Front Cover]
Demo Crazy / Damon Albarn
(Honest John’s DEMO1/HJP10)

この 2枚組 LP の、独特の形状をしたゲートフォールドカバーを開いた時、目にとびこんできたのは、幾多の Damon Albarn の殴り書きの中にあった「DEMOCRAZY IS A FELA KUTI CONCEPT」という文字でした。それを見た時なんだか意味もなく嬉しくなりました。また、Damon Albarn さんが Fela Kuti の音楽を知っていた (恐らくとても好きなのでしょう) ことに驚きもしました。

And when I opened this unique gatefold cover of the double LP, I was so glad (meaninglessly though) that I could find “DEMOCRAZY IS A FELA KUTI CONCEPT” among many other scribbles written by Damon Albarn. I was also surprised that Damon Albarn knew (and might love) the music of Fela Kuti.

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2005/01/08

Shiny Stockings / Barney Kessel

ホント、いつの時代も、日本人って「右に倣え」が好きですね…

この前ここで Jim Hall の日本録音ダイレクトカッティング盤 (1976年録音) を紹介しましたが、今度は 1977年の日本録音、同じくダイレクトカッティング盤、Barney Kessel さんの LP です。当時、一体どの位の種類のダイレクトカッティング盤が次から次へと生み出されていったのでしょうか。

A while ago, I wrote an article of dicrect-cutting LP of Jim Hall recorded in Japan (which was recorded in 1976). And here is another example – Barney Kessel’s direct-cutting LP recorded in 1977. I am wondering, how many direcut-cut LPs were produced in the period (late 1970s) in Japan… You may know, Japanese people tends to do what others are doing; they will not likely to do what others are not doing…

[LDC-1004 Front Cover]
Shiny Stockings / Barney Kessel
(LOB Japan LDC-1004)
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2004/12/22

Universal “Jazz The Best” LP Collection is out

久々に期待していた 今回の日本盤 LP リイシュー。全20タイトル中本日10タイトルが発売されました。さてさて、肝心の「おと」の方はどうでしょう? さすがに全タイトルは買えないので、とりあえず EmArcy の 2タイトルだけ買ってみました。

The long-awaited LP reissue series by Universal Music Japan is out. Among 20 titles in all, 10 titles have been released today. Well, how does they “sound” anyway? I can’t afford to buy all titles, so this time I bought two EmArcy titles.

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2004/12/09

Jazz Impressions of Japan (無言歌) / Jim Hall

1976年の来日時に、こんな素晴らしい演奏とアルバムを残して下さった ジム・ホール (Jim Hall) トリオに感謝すると同時に、彼らにこのアルバム制作のきっかけを与えた日本という国を、我々はもっと誇りに思うべきでしょう。

We Japanese must deeply thank to the Jim Hall Trio, who left such a great performance on this album (recorded in 1976 during their live tour to Japan). Also, we must be very proud of this country Japan, where Jim Hall had so many impressions which was definitely a fundamental background of this album.

[GXU-1 Front Cover]
Jazz Impressions of Japan (無言歌) / Jim Hall
(A&M Horizon / King Japan GXU-1)
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2004/11/18

Keys West / Claude Williamson

やっと発見して入手しました. Chikuzen Presents Cornerstones (のジャケット) の元ネタ:

Finally found the LP which Mr. Chikuzen Satoh sincerely paid homage to (by imitating the jacket cover artwork). If you don’t the Chikuzen Satoh’s version, you can find the CD Chikuzen Presents Cornerstones at Amazon Japan website:

[T-6511 Front Cover] [T-6511 Back Cover]
Keys West / Claude Willamson
(Capitol T-6511)
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2004/10/14

37 Years After the SMiLE


[T-2580 Front Cover]    [79846-2 Front Cover]
左は 1990年前後(?)にリリースされたブート CD (No Label T-2580),
右は今回の CD (Nonesuch 79846-2)

先週,とうとう Brian Wilson Presents Smile がリリースされました (本国版は 9月末リリースだったそうですが). 遅れ馳せながら本日米国版 CD を購入,涙を流しながら聴き入りました.

データの類や,「語られつくされつつある」お馴染みのストーリーはレコードコレクターズ11月号の特集記事などを見れば分かることなので,ここではあまり触れませんが,今まで断片的に公開されてきた Beach Boys の音源 – “Smiley Smile”,“20/20”,“Sunflower”,“Surf’s Up”,“Rarities”,ブート LP 数種,ビデオ “An American Band”,幾多のブート CD,“Good Vibrations” ボックス,1990年代の CD リイシューのボーナストラック,その他いろいろ – や,Domenic Priore 氏の書籍 “Look! Listen! Vibrate! Smile” などを通して,永遠に解けないパズルと格闘するかの様に悶々としてきたファンも多かった “Smile” (多分に洩れず私もそのクチです).それが,ここ最近復調著しい Brian Wilson さん御本人と現在のバックバンド,そして Van Dyke Parks さんなどによって作られたこの新録 “Brian Wilson Presents Smile” によって,一応のピリオドが打たれたというわけです.

この CD で聴ける新録 Smile は,近年のライブ活動を通じて丹念に練り上げられたアレンジをベースにしています.既に Smile ライブ音源もあれこれとブートで出回り出しているようです (未入手.正規で出るまでは買わないとは思いますが…).

見ての通り,ジャケットはかなりしょぼいです (オリジナルで使われるはずだったジャケットも充分にしょぼいですが).けれども,内容は全然しょぼくなかった.これは嬉しい誤算でした. ある意味,これでやっと「万人に文句無く勧められる」作品になってくれたとも言えます.

新録であるけれども,アレンジはオリジナル録音の断片に忠実で,また録音もあの「空気」を見事に再現したもの.足りないところは新たに作詞作曲し,構成も練りに練って,本人の手によってようやく完結した今回の CD.単なるセグメントの羅列ではなく,きちんとトータリティを打ち出した三部の組曲風に仕上っているのは,(それが本来の “Smile” になるはずだったものと同じかどうかはさておき),本人作ならでは.ヴォーカルは残念ながら (当然) あの天使のようなハイトーンが全く出ない現在の Brian さんではありますが,内容の余りの充実ぶりには文句無しに感服しました.1967年に出るはずだった “Smile” そのものではあるはずがありませんが,それに最も近い (あるいはその発展形) ものであることは確かです.

1995年にリリースされるはずだった (けれども Brian さん本人の許可が降りずに日の目をみなかった) “Smile Sessions” ボックスに相当するものは,Brian さんが元気に活動している限り出ることはないでしょう.けれどもあくまで未発表アルバム (になるはずだったものの断片群).ご本人が,37年後にこうやって新録ではあれ一応のおとしまえをつけ,しかもそれが (危惧していた様に「昔の名前で出ています」的なズッコケ新録音になることなく) 実に素晴しい作品になっていることに,何はさておき感謝感激するしかありません.私が 1999年にライブを聴きに行った時には,まだかなり音程も怪しく,懐メロ大会的なライブでしたが,ここ数年でぐんとパワーアップした結果がこのアルバムの充実ぶりに表われています.

今後の活躍に期待せずにはおれません.いや,こんな切札をとうとう切ってしまったのですから,この次のアルバムが本当の正念場になることでしょう.

“Pet Sounds” 同様,「時代の音」から超越しているであろうこのアルバム.今,私が興味があるのは,Brian のことも Smile にまつわるあれこれのことも何も知らないリスナーが,この 2004年に予備知識なしに初めてこのアルバムを「新譜」として聴いてみて,どういう感想をもたれるのだろうか,ということです.

… 「幻」であったが為か,ここ10年程余りにも祭りあげられている感なきにしもあらず,の Smile ではありますが,ここは何も言わず,素直にこの CD を聴き敬礼することにしましょう …
2004/08/28

John Patton 弐題

2007/07/23 追記: こちら もあわせてご覧下さい。ご協力お願いします。

Update (Jul. 23, 2007) : See also this entry. Your help is appreciated.


Grant Green (グラント・グリーン) のアルバムを辿っていくと、必ずオルガンプレーヤー人脈を追うことになりますが、名門 Blue Note レーベル上では 1962年 5月 9日の Lou DonaldsonBLP-4108 / BST-84108 (“The Natural Soul”) から 1966年 4月29日の BLP-4229 / BST-84229 (“Got A Good Thing Goin’”) まで長らく付き合うことになる John Patton (ジョン・パットン) との相性の良さはずば抜けているといえましょう。御大 Lou Donaldson のバックを勤める前から Grant GreenBen Dixon とは演奏してきた仲だったという話を裏付けるかの様に、フレーズも含めて、息はぴったりとあっています。

Grant Green とのコンビを解消したあとも、John Patton さんは 1970年代前半までコンスタントにアルバムを録音していきました。

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