音楽関係の記事、アナログレコード関係の記事、オーディオ関係の記事は、わたしのもうひとつのブログである以下に移動しています。よって、以下は今後更新されません。
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2005年の極私的 5大トピック。
1. とうとう SP に手を出し始めた
ついに アナログプレーヤーを 78回転対応にし、 SP 用カートリッジを買って SP の世界へ足を踏み入れた。その素晴らしい音質に口あんぐり。今年もぼちぼち頑張ろう。
しかし、2005年に購入した何十枚かの SP のうち、小包で届いた時に割れていたのが 4枚もあった、というのはどうか。 もっと seller を慎重に選ばないといけませんな。
なお、音楽関係のベスト 5 は 私の別のサイトをご覧下さい。
2. テニスを本格的に再開した & 久々に体重が 70kg に戻った
2005年夏頃から本格復帰。以来、平日はほぼ毎日。お陰で大学生の頃の自分のレベルははるかに越えて日々上達を楽しんでます。今年は一回くらいは草トーナメントにチャレンジしてみたいな。
また、テニスの復帰より前に、これはいかんと食事の内容を注意するようになり (やたらと野菜をたくさん食べたり、など)、それにテニスによるコンスタントな運動も伴って、あっけなく目標達成。今後はこれを維持していければ。
3. まだ車が無事に動いている (笑)
総走行距離 165,000km を越えてもまだ矍鑠としているうちのオンボロカー。当初の目標であった 200,000km 達成はまだまだ遠いですが、全損事故でもやらかさない限り (そしてとんでもなく高い修理代がかかるような故障がない限り) 今の車のまま維持していくことでしょう。
4. Vine Linux の販売元が変わった
まぁ (ここにはとても書けない様な) いろいろな事がありまして。 ともあれ紆余曲折の結果として、ハンコムリナックスから 日本ブレインウェア に変更とあいなりました。今のところは順調にあれこれと進んでおります。
5. 多くの人と疎遠になった (?)
まぁ半分くらいは冗談ですが、以前は頻繁に会ったりメールで連絡をとりあっていた人達と、2005年のうちに若干疎遠になってしまった様な気がします。くるま関係しかり、Vine 関係しかり、オーディオ関係、レコード関係しかり。新しく親しくなった人の数よりは疎遠になった人の方が多かった様に感じてしまうのは、きっと悲観的なものの見方のせいだと思うのですが。さて今年はどうなることやら。ま、前向きに行きましょう。
9時前に家を出て、19時過ぎに帰宅。なんだか、普通のサラリーマンみたいなリズムでした。
今日の用事は二件。
Chicago Jazz Archive のサイトに、カトリーナ被災後生存が確認されたニューオーリンズ在住のミュージシャンのリストが載っています。あの人も、あのバンドも、ひとまずリストに載っている様でほっと一安心。
あれ、Dr. John (Mac Rebennack) が載ってないよ... と思ったら、 WWOZ 90.7FM の方に無事名前を見つけました。
一人でも多くの方が無事でありますように。
本サイト 「Chikuzen Presents Cornerstones」 より:
で,これ なんすが.何のジャケをパロってるか.
と書いたこのジャケ.回答編は
こちら
(at 私の別のサイト) を御覧下さい.
で,これ
なんすが.何のジャケをパロってるか.
他の 2枚は,あまりにもバレバレ (というかそのまんま) なので割愛.
Piccoli’s Hatena Diary より:
1のネタ元がわからないや、ブルーベックあたりかなと思ったんだけどな
Dave Brubeck は Columbia でしたから,ちょっとデザインスキームが違う様な.
デザインモチーフは,明らかに 1950年代の西海岸ローカルレーベルでよく見られるタイプではあります (例えば Mode レーベルなんか).で,
Pops の上に重なった Chikuzen Presents というのが,
Jazz の上に重なった Kenton Presents (Capitol レーベル) のパロディであることは明白.確かに,Kenton Presents シリーズのジャケの多くは,カリカチュア的なイラストと,白黒写真の合成ものが多いです.
そうすると,Stan Kenton が (当時の) 若手の有望株を紹介した作品群 “Kenton Presents” シリーズ (その他 Frank Rosolino, Bob Cooper, Bill Holman, Sal Salvador, Boots Mussulli など) のどれかということになるんですが,このシリーズでリーダーがピアノっていうと Claude Williamson しかいなかったような.ところが,Kenton Presents Claude Williamson (Capitol H-6502) のジャケはこんなんじゃない (確かにイラストと白黒写真の合成ですが,デザインが違う).ただし 10インチなんですが.
ということで
- Kenton Presents Claude Williamson の 12インチ LP ジャケのパロディ (未確認)
- Kenton Presents シリーズをモチーフに独自にデザインしたジャケ
のどちらか,というのが有力になるわけですが.さて正解は?
後日談 (2004.11.19):
答え合わせは こちら をどうぞ.
自宅では 月曜日と木曜日の昼以外はレコードを聴かない,と何で決めてしまったんやろう.大いなる自己矛盾.
おかげで毎日極度にイライラしっぱなしやし,発狂寸前.助けてくれ.
食欲よりも,睡眠欲よりも,性欲よりも,音楽観賞欲が著しく強い人種はこれだから困ります.
死にそう.自ら課したこの苦行にいつピリオドを打つべきか.
誰も自分に命令してへんのに.なんで自分はこんなことしてんねんやろ.
泣きたくなる.
今後,音楽 / アナログ関係は,新設した こちら に載せることにしました.
Music / Vinyl contents will be continued at another site I started just now.
先刻近所の書店に立ち寄った時に,こんな ムック が売ってあるのを見付けました.
8月頃から スカパー の フジテレビ 721 + 739 で映画 スウィングガールズ の予告編とメイキングが飽きるほど流されていましたが (何度か観てしまいました), かなり好評だったらしいその映画とタイアップしたムックです.CD もついてる.
要するに「ウォーターボーイズ」と同じコンセプトのエンターテインメント映画ちうことみたいですが.
さてこのムック,パラパラと立ち見してみたところでは出演俳優/女優の紹介や撮影時のエピソードを中心に,ごくごくサワリのジャズ入門っぽい本ということで,かなり軽〜めの内容ではありましたが (そら当然か),そこのジャズキチのおにーちゃん,ズージャ命のおっちゃん,まぁまぁそんなに怒りなさんな. 動機はともあれ,リスナーの裾野が広がるのはいいことやないですか. みんな動機は多かれ少なかれ不純やったんですから.
ともあれ,映画の方はといえば,私の Jazz 関係の知合いの中でも,特に年配の方々には概ね好評だったようです (どちらかが50歳を越えていると 2人で 2,000円になる「夫婦50割引」なるものがあるそうで...).
昨年の NHK 朝ドラ「てるてる家族」でも大活躍してた上野樹里さんが出てますが,メイキングによると朝ドラの方と並行して撮影してたみたいですね.
随分前から買おう買おうと思っていた,CD ソフトケース.東京に越してくるずっと前から,レコードコレクターズに広告が載っていた奴で,下北沢の フラッシュ・ディスク・ランチ という有名な中古レコード屋さんが作ったものです (今は類似品がいろいろ出回ってますが).
とりあえず 40枚程しこしこと入れ換えてみました.ブックレットの厚みにもよりますが,確かにかなりのスペース節約になります.パッケージには「スペースが 1/3 に」と書いてありますが,実際には 2/5 というところでしょうか.ともあれすっきりします.
ビニールの厚みも充分にあり,耐久性も悪くなさそうです.
こんな感じで,通常の一枚ものプラケースに入っている,うちの CD は全部これに入れ換えようかと思います (紙ジャケCD,ミニボックスもの,特殊ケースもの,ディジパックものは除く).あと何百枚だか何千枚だか入れ換え作業をやらないといけない訳ですが,40枚やった段階では,効果が一目瞭然な為か,こんな単純作業でも全然苦にはなりませんでした.
Elenco からリリースされた 1964年の 1st アルバム に続き,Philips に移籍した Nara Leão (ナラ・レオン,1942-1989) さんの 2nd アルバム.同じく1964年リリース.
フロントジャケットのデザインは本当に秀逸です.
(Philips P 632.732 L)
はぁはぁ.喘ぎ声と感涙の叫びがこだましております練馬区某所よりお伝えしております.
先刻 mhatta 氏にありかを教えてもらいました.感謝感激.
Thelonious Monk の伝説の 1957年オリジナルカルテット の Nutty と Ruby, My Dear ですよ.Ruby, My Dear の方は Monk のソロに入って 2コーラス目後半でぷちりと終わってしまうのが残念ですが,いやはや鳥肌もんです.以前 Naima さん所有のテープから CD 化された 1958年の音源とは演奏も音質も全く違うので.恐らく Pannonica 男爵夫人が録音したテープではないでしょうか.
その他,Monk がなんとショパンのポロネーズ3番「軍隊」を弾くアセテート音源 (これが結構うまいんだ),I'm Getting Sentimental Over You の練習風景 (和音の響きを確かめたり試したりしながらやるのが実に興味深い) などなど,まだ世に出ていない音源が RealAudio で公開されています.
はぁはぁ.朝から鳥肌たちましたよマジで.
補追:はぁはぁ,これもかなりきてる.はぁはぁ,聴きたい聴きたい.はぁはぁ,全部聴かせておくんなまし.はぁはぁ.
ワイドショー的にいたずらに煽ったりする必要はないやろけど,こんな感じの文章が,より多くの音楽を楽しむ人々の間で意識される様になればいいんだけどな.
見出しはさておき,内容的には広く浅くよくまとまっているので分かりやすいかも.
第四土曜日.いつものように白山のジャズ喫茶 「映画館」 で いつものメンツ でうだうだ.
少し早く到着した後,マスターの御厚意で,持って行った愛聴盤,Illinois Jacquet の “Go Power!” の Cadet 盤オリジナル LP をかけてもらいました. 昨日書いた Illinois Jacquet への追悼 の気持ちもあり.
(Cadet LPS-773)
Illinois Jacquet (ts), Milt Buckner (org), Alan Dawson (ds).
Recorded live at Lennie's On-The Turnpike, W. Peabody, MA in March 1966.
こういうお店のオーディオで聴くと,うちにもホーンスピーカ欲しいなとか思ってしまうのがあれですが,ともあれ Milt Buckner, Alan Dawson にプッシュされまくってアップテンポではいつものブリブリホンク,スローテンポではこの世のものとは思えない程リリカルで同時にエロい,Jacquet 節を (もはや何十回何百回聴いたか分かりませんが今回も) 堪能しました.
そこへ遅れて現れた岡村さん.開口一番:
「なーんだね,このけたたましいうるさい音楽は...」
あーえーっと僕が持ってきた LP ですと告げると
「いやぁー,オルガンは嫌いじゃないんだけどねぇ...」
顔に「苦手」って書いてますよ,岡村さん.相変わらず面白いおじいちゃんです.お口直しに,Buck Clayton が参加しているという噂がある Frankie Laine の 1948年録音 “Rosetta” が (初版の SP 以外で唯一) 収録されている LP も持っていってたので,これを掛けてもらい,岡村さんはご機嫌さんで聴いておられました (結局,皆で聴いた結果「このトランペットは間違いなく Buck Clayton だ」という結論に達しました).
毎度のことながら,平均年齢60歳を軽く越える不思議な集まりに乱入する 34歳の私.明らかにういてますが,温故知新,吸収できるものは今のうちに吸収させてもらわないと.距離のとりかたが若干微妙ではありますが,まあそれはそれ.
大和さんは,以前お会いした時より顔色が良くなっていた様で,ほっと安心しました.
がーーーーーーーーーーーーーーーーーーん.
Illinois Jacquet さんまで亡くなられてしもたよ.... 私の最も好きな tenor sax 奏者.
どうぞ安らかにお眠り下さいませ.そして素晴らしい音楽を聴ききれない程残して下さってありがとうございます.
- http://abcnews.go.com/wire/Entertainment/ap20040723_212.html
- http://news.bbc.co.uk/1/hi/entertainment/music/3919809.stm
- http://www.ejazznews.com/modules.php?op=modload&name=News&file=article&sid=3475&mode=thread&order=0&thold=0
- (その他多数の source)
時期的に,あの時代に活躍された方々はもういい年なので亡くなられても少しも不思議ではないのですが,それにしても今年はちょっと重要人物が余りにも亡くなりすぎな気がします.
今晩はもう遅いので,ひとり追悼レコードコンサートは明日にします.
御迷惑をお掛けしております. www.jazzdisco.org が昨日夕方頃より DNS resolve 出来ない状態が続いております (サーバ自体は生きております). 現在サーバ所有者 (で jazzdisco.org の首謀者) に電話で連絡しておりますので 今暫くお待ち下さい.
As you may notice, www.jazzdisco.org has been unreachable (due to DNS-related problem) since the last evening, although the server itself is still alive. Currently I am contacting to the owner of that server (and the head of the Jazz Discography Project) over the telephone, so please be patient until it's back and safe.
We are very sorry for the inconvinience.
昨晩は川崎へ.高円寺,川崎,蒲田にそれぞれある中古レコード屋 (全部別のお店ですが) の店長さん三人衆と共に飲み会. 今回もいろいろと業界事情について興味深い話を聞くことができました.
Yesterday night I went to Kawasaki to have a drink with three managers of vintage used LP shops (at Kouenji, Kawasaki and Kamata) - we could have a very enjoyable time and I could hear about some intersting “inside stories” in the used-vinyl-shops industries.
(Prestige PRLP-7321)
その宴会に突入する前に,その川崎のお店でエサ箱あさり.愛聴盤のオリジナルモノーラル盤を発見したので,盤質チェック & 試聴後に購入.
Just before the drink party, I was at the vinyl shop at Kawasaki, browsing tons of stocks. Then I happened to find an original issue of one of my favourite LPs - I checked the platter's condition, auditioned the sound, then I decided to buy the one.
(澤野工房 / Sketch SK-08)
という訳で 山中千尋さんの CD に続き, HUM の LP を買ってしまいましたよ... 澤野工房 の web から直接購入.
ヨーロッパものってあんまり好んで買ったり聴いてはきていないんですが,とにかく新譜 LP に餓えている (?) 人間としては本当に助かります(笑)
(澤野工房 AS-038)
発売から一月以上経過していますので方々でレビューされてますが, まあ売れ行きは上々どころか売れに売れまくってるそうで.世の中捨てたもんちゃいますな.
(Blue Rock B-4001)
たまには 45rpm シングル盤も載せてみましょう.
ところで,Johnnie Mae Matthews さんって誰?(笑) いろいろ調べると,シンガーとしてよりは,後にプロデューサ,アレンジャーとして活躍された人の様ですが.
Eddie Landsberg さんから, この前アメリカで録音した 新譜のラフミックス CD-R が届きました. いま聴いている最中です.
My friend Eddie Landsberg-san kindly sent me the CD-R containing pre-master mix of his brand new album, which he recorded in his homeland a while ago. I am currently listening to the new CD.
Tenor, Guitar 入りのオーソドックスなオルガンカルテット,という意味では, 彼の 1st アルバムである “Man With A Groove” (2002) と同系統のフォーマットです (あちらは tenor ではなく alto でしたが).
This new recording was made by orthodox organ quartet (including tenor sax and guitar). This orthodox format can be also heard on his first album “Man WIth A Groove” (2002). His first album featured alto sax instead of tenor, though.
ともあれ,ハチャメチャにゴキゲンでグルーヴィー,という感じではなく,全体的にはしっとりとした演奏に終始してはいます (録音,マスタリングのせいかもしれませんが).けれども,1st アルバムより圧倒的にノリが良く,いい感じでリズムがうねっているのは,メンバー 4人の相性が良いからなんでしょう.アップテンポの曲や,ハネ気味のリズムの 8ビートの曲なんかでは,各人のソロもゴキゲンに決まっていて,有機的な絡みも十二分に楽しめます.
Anyway, the impression of the album - although the atmosphere is not too wild and groovy, the whole impression is in quiet and calm mood (it might be because of such recording and mastering). However, I can say this new album is a way cool - the quartet really ”drives” with groovy undulations of rhythms, which definitely proves the affinity of each member on the session. For example, on such tracks as up-tempo numbers and eight-beat rhythmic numbers, we can fully enjoy fruitful improvisations by the members. Also, modest but professional call-and-response shows high level of magical chemistry among the four.
最終版の CD で,どういう「音」になるのか,今から楽しみです.
I am looking forward to the final CD product - how will it “sound”?
(Verve V6-8743)
しかしまあ,Leonard Feather 翁は,いかなるところにも首を突っ込みますな.B面の Oliver Nelson アレンジのいつもの感じのセッションはさておき,A面はあの The Sound Of Feeling でっせ.
It's really surprising to see the name of Mr. Leonard Feather even on such an album... Side-B features that Oliver Nelson orchestra, but Side-A's featured artists are that Sound Of Feeling, whom I hardly believe Leonard Feather got interested in.
テレビでなかなか見る/聞くことの出来ない,著作権法改正法案の審議の映像:
の 6月1日の「文部科学委員会」 (2時間34分) で見られます (RealPlayer or Window Media Player).
実に秀逸な Radiohead のカヴァーメドレー.クソ真面目であろうが洒落であろうがこの際関係ないですな.
Truly awesome version of Radiohead cover. Doesn't matter if they are really serious or just joking to dig such bluegrass arrangements. Simply great.
コメディアン Chris Hardwick さんの面目躍如といったところでしょうか.
Comedian Chris Hardwick did it nice on his honour!
Amazon.co.jp にこんな表示が出る様になりました.例の法改正に関する Amazon Japan のコメントが掲載されています.また,意見も募集しているとのこと.
- ミュージック > 輸入音楽CDの規制 : 輸入音楽CDに関するAmazon.co.jpからの重要なお知らせ
正午の NHK ニュースを観ながら昼食をとっていると,その後の番組「お昼ですよ! ふれあいホール」(今年の 3月までやっていた「昼どき日本列島」の後釜番組) が始まりました.この番組,実につまらないので普段は全く観てないのですが.
今日はたまたま関西の「きつね丼」「衣笠丼」「木の葉丼」をやっていたので,懐かしくみたのですが,問題はさらにその後半.
ドレミノテレビ の,ともとも様 (山口とも さん) が登場.台所の調理器具を楽器にみたてた演奏で盛り上がってました.白葱をバイオリンの弓にみたててワイングラスで音程を奏でたり,ざるの上の小豆を手でざらざら動かしたり,ぶらさけたナイフとスプーンを手でなでたり,新聞紙を丸めてくしゃくしゃにして音を出したり.いつものドレミノテレビのあれを,前時代風ステージで主に御年配を相手にクソマジメな顔つきで (時々にやりとしながら) やってしまうパフォーマーっぷりは相変わらず脱帽です.
萌え萌え.
CHOPIN: Sonata in G minor, Op.65, for Violoncello and Piano.
Janos Starker, cellist; Gyorgy Sebök, pianist
(Mercury SR-90320)
で,昨日吉池さんご夫婦が来られた際 にかけた幾多の LP のうちの 1枚がこれです.狙った様に数日前うちに到着していたオリジナル盤 (マトリクス RFR-1).
Eddie さん からの 前回のメール の続報. 詳細はまだ詳しくは聞いていませんが,なんらかのかたちで解決の方向に向かっている様で ほっと一安心です.
こんにちわ!たくさんの方々に一回にこのようなバルクメールを送る事をお許しくださ い。今回メールしたのはこれから協定により営業日の変更とセッション日の変更のお知 らせの為です。 協定により : * 今まで土曜日慣行してきましたジャムセッションは金曜日に移行します(7:30 〜10:40pm)(もしお友達で以前エディーズ ラウンジにいらしたらぜひ通 達の方お願いいたします) * お隣との騒音に関する問題は解決に至ったと思われますのでここにご報告いたしま す。 * お休みは今後月曜日、火曜日とさせていただきます。ご了承ください。 Sincerely, エディー&のりこ
む Eddie さん,いつのまに日本語を書ける様になったんや... 多分奥さんに書いてもらったのね(笑)
Here is a story from my dear friend Eddie Landsberg-san. I constantly heard he had a big problem with his neighbour Karaoke-bar, but recently the problem seems to be becoming bigger and bigger...
I hope the problem with be cleared completely up in the near future (in a peaceful way), both in Eddie-san's point of view as well as his neighbour's standpoint.
Eddie-san was born and raised in Philly, PA, but now he is a real “Shita Machi” person in Tokyo, Japan. I am certain that he is really “doing in Tokyo as Tokyo's Shita Machi people do”. It's simply fine.
昨日 5月 4日,ロフトプラスワンにて 「選択肢を保護しよう!! 著作権法改正でCDの輸入が規制される? 実態を知るためのシンポジウム」が行われました (行こうとおもてたのに,すっかり忘れてもうてた).
以下のサイトが,イベントの各種情報へのハブサイトとして一番まとまっている様に思ったので,備忘録も兼ねてリンクを張っておきます.
未だ聴いてない盤を次々と無節操に聴く.
- Barocke Music Für Posaune und Orgel / B. Slokar, H. Meyer
- 1978年録音.邦題「トロンボーンとオルガン 第2集」.ベゾッツィ,テレマン,クレープス,レイエといったバロック期のソナタをトロンボーンとオルガンのデュオで.この 2つの楽器,意外や意外,しっくりと合うかも.よく考えたら(パイプ)オルガンも管楽器だわな.帯付日本盤 (安くてサイコー).
- STRAVINSKY: The Firebird (Complete Ballet) / London Symphony, A. Dorati
- 1959年録音.録音史上1,2を争うとしてその名を轟かすウルトラ著名盤.オリジナル盤はそうやすやすと買える値段ではないので, Classic Records レーベルの 200g 重量盤再発 LP で.うちの様なまだまだ発展途上の中途半端なシステムからですら,そのカミソリかつ細密画の様な名録音っぷりが充分に感じとれます.演奏も全く眠くならない巨大スペクタキュラー的.凄い.
- Music of Andrea and Giovanni GABRIELI / Eastman Wind Ensemble, F. Fennell
- 1961年録音.こちらは見事に眠くなるキリスト教音楽.敬虔な信者でもない私にはしんみりともできないかも.とはいえ演奏自体は充分興味深いものでした.
- CHOPIN: Piano Concertos No.1 & 2 / Orchestre National de l'Opera de Monte-Carlo, L. Fremaux; S. François
- 多分 1965年録音.フランソワ晩年の,神妙な響きのショパン.相変わらず情念の赴くままの演奏にはぐいぐいと引き込まれてしまう.帯付日本盤 (安くてサイコー).
今回のクルマでの帰省の間じゅう,クルマの中で聴いていた CD 達.持っていった CD は往復の間にそれぞれ 3-4回は聴いてしまったかしら.
音が聴ければいいという程度の現在のカーオーディオ.音量をあげると典型的ドンシャリサウンドで,結構耳が疲れた.家に帰ってきて同じ CD をかけて,出てきた音に和みまくったのはいうまでもありません.
そういえば今回は珍しく Soul / Funk / R&B 系はピックアップせんかったな.
現在 Eddie Landsberg さんはレコーディングの為に一時帰国中です.その Eddie ちゃんからメールが届きました.
Mr. Eddie Landsberg, a very good friend of mine, is now staying in his homeland U.S.A. to record his brand new album. And just now I received an e-mail from Eddie-chan.
Eddie ちゃんの web にもまだ仔細は書かれていないので私も控えますが,素晴らしいセッションとなったとのこと.日曜日に最終ミックスが完了する予定だとか.早く聴いてみたいです.また,その他に,同じスタジオ,同じメンバーにて,教則用 DVD の収録もされたとのこと.
I am not mentioning the details on the session he let me know, 'cause Eddie-chan haven't make 'em public on his web site either. Anyway, he said the session “went BEYOND expectation” (Wow!) He also said mixing/mastering wasn't until next Sunday. I'd like to listen to the new CD too soon... Furthermore he filmed a DVD instructional/documentary which had lots of footage from the studio.
日本でのいつものセッションの様に,いかなる曲でも暴走しまくってないことを祈ってます(笑)
I sincerely hope that he did not go too fast even when playing a slow ballad, like he always do in Japan :)
ともあれ,続報を待たれよ!!
Stay tuned for his next news!!
誰が何と言おうが問答無用の愛聴盤,Kenny Burrell の “Midnight Blue” (Blue Note 4123).東芝 EMI の LP (BN-4123,ステレオ) に始まり,未だにコストパフォーマンスという点では最高峰のキング盤 (GXK-8116,ステレオ),オリジナルステレオ盤 (BST-84123, ステレオ,NYC レーベル,RVG 刻印),つい最近 の小鐡さんカッティングの東芝盤 (TOJJ-6518,RVG remastered ステレオ) と買い,とうとうオリジナルモノーラル盤 (BLP-4123,NYC レーベル,RVG 刻印,耳あり) を悲願の入手.
キング盤の (2nd generation master から作ったとは思えない愛情溢れかつコストパフォーマンスに優れた) マスタリングを押し退け,当り前ですがオリジナルモノーラル盤の素晴らしさに感動しているところです.実に素晴らしい音色,音質,音触でございました.盤質も予想以上に良く,ジャケも美麗.送料を入れても日本の流通相場の 1/3 位で入手した事を思えば,実にお徳な買いものでした.
概して高い Blue Note のオリジナルモノーラル盤ですが,私的には,これが最初で最後.特にこのレーベルそのものには思い入れが強いわけでもないので.
ええ,全く以て勘弁して頂きたい.
SUCH REVISION IS DEFINITELY COMPLETELY UNACCEPTABLE.
- 海外盤CD輸入禁止に反対する
- (summary of) Against the Revised Bill for the Restriction of Imported Disk in Japan
- 海外盤CD輸入禁止に反対するBLOG
消費者にとって百害あって一理なし.我々消費者に選択肢を狭めるという苦痛を強いているだけ.日本国内のレーベルにとって...必死に今までに培われて来た利権構造を死守する為なら法律改正も厭わないということなのか.消費者の神経逆撫でする様な事をし続けて売り上げがどうにか戻るとでも著しく勘違いしてるところが更に腹立たしくさせられる.
I do believe such law change will do no good but much harm with no doubts - We customers will be the only victims who suffers from reduced and ristricted choices - Japanese label companies may not mind how much trouble they will have (such as revision of the law) in order to keep their rights and concessions... Doh!
It is also unbelievable, unacceptable and exasperating for us customers, that they Japanese label companies seems to believe that such law revision will lead to (re-)growth of the sales as it used to be until such horrible media as CCCD (copy-control CD) was introduced to Japanese market. THEY MIGHT BE CRAZY AT ALL...
私はパッケージメディアへの愛着を未だ捨て切れない古い人間なのですが,以前は SF だの漫画だのでよくこういうの見てましたねー.切手サイズで 1GB,将来的に 10GB 以上のリサイクル可能な100層薄膜ホログラムメモリ.原理的に低コストで大量生産可能,読み出しに回転機構が不要なので低消費電力.などなど.量産化は 2005年の予定ですか.
現在の CD/CD-R 的な使われ方 (家電量販店や会社が無料配布したり,とか) の代替としては,リサイクル可能という点と小型サイズ,将来的な単価などからスムーズにいくのかも.
けど,音楽や映像のメディアとしては,メディアの汎用性と取扱いの簡便さが普及するに従って,(受け取り手側の) 中身の扱い方が必然的に疎かになっていくのかしら,いや実際,現状でも既にそうなってきてるんよな...とかいろいろ思いを馳せていると,悲しさもちょっぴり.
そういえば最近 (通勤というものが実質ないせいもあって) タレ流し BGM 的な音楽の聴き方 (仕事しながら,とか) が全くなくなってきました.いや別に意識的にとはちゃうんですけど.
こんな事思ってまうのはもはやおやぢやからやろうけど.
1969年からの東芝音楽工業時代,1970年代中盤の東芝 EMI 時代,今でも人気の高い 1977年〜1983年のキングレコード時代,コンスタントに復刻が繰り返された 1983年以降の東芝 EMI 時代.幾度となくプレスされ続けられて来た Blue Note 日本盤 LP ですが,1999年を最後に暫く御無沙汰していました.
Toshiba Musical Instruments era from 1969 and on, Toshiba EMI era circa middle 1970s, sought-after King era from 1977 thru 1983, so many releases by Toshiba EMI from 1983... Japanese pressings of Blue Note LPs had been reissued so many times ever since, but there was no new LP releases since 1999 until now.
以前ここで紹介した当時のカタログ 以後,時期の異なるカタログをその他何種類か入手しましたが,今回は当時の雑誌を買ってみました. アメリカのジャズ雑誌としては最も有名な部類に入る, Down Beat の 1956年 1月25日号.
Since I acquired the Mercury catalogue pamphlet I introduced at this site a while ago, I bought several other Mercury pamphlets. And this time, I have bought one of the most famous Jazz magazines Down Beat magazine of Jan. 25, 1956 issue.
まずこの号を入手してみようと思ったのは,EmArcy 特集が掲載されているから.Nat Hentoff の記事と共に,EmArcy 初代プロデューサの Bob Shad 自身の寄稿が読めます.当時の雑誌ということもあって,EmArcy スタート直後の勢いがリアルに感じられます.また,今となっては歴史的に貴重な情報もいくつか読み解く事ができます (例えば EmArcy レーベルの最初のリリースが 1954年10月であった事実など).その他,かの有名な Down Beat Jazz Reviews など,読み解きどころ満載で楽しめます.
The reason why I wished to obtain this issue was, that the Jan. 25 1956 issue had a special feature articles dedicated to the EmArcy label. An excllent article by Nat Hentoff, as well as EmArcy's producer Bob Shad's own writes are on the special issue. We can read and feel the atmosphere of that time when EmArcy was going to emerge and expand. Furthermore, some historically important facts can be found on these articles (such that EmArcy's very first release was made in Oct. 1954). Of course there are so many other interesting articles and ads on this issue.
Here I come again. It's been several months since I visited Eddie-chan's lounge located at Kitasenju last (when his lounge was a grand opening day). To tell the truth, at that time I thought and was afraid whether he would/could have constant visitors after the grand opening day was over, but fortunately it was definitely needless worries.
北千住の Eddie ちゃんのお店に行くのは オープン初日 以来ということになります.オープン当時は「これからコンスタントにお客さん入ってくれるのかしら」と若干心配していましたが,杞憂に終わった様です.
After the grand opening day, he had tried several attempts: placing a tiny drum set in the tiny lounge, digging jam sessions every Saturday night. I am so glad to see he has been enlarging his local, friendly and invaluable community.
その後小さめのドラムセットを設置したり,毎週土曜日には自由参加可能なジャムセッションを開いたりと,Eddie ちゃんのいろんな試みが実ってか,着実に草の根コミュニティは拡がりつつある様でほっと一安心.
Yesterday Saturday night, I went to Eddie-chan's lounge with Hatta-san, who wished to join the jam (but couldn't, as he couldn't prepare an amplified pianica/melodica till yesterday night). Two altos (one also played organ, the other also on drums), one tenor, two guitars, one drums, as well as a nice lady who played duet organ performance with Eddie-san, were the members who joined to the jam led by Mr. Eddie Landsberg (who also played drums). Anyway it was again an enjoyable and comfortable night. Thanks Eddie-chan.
で,昨晩は,ジャムセッションに参加したいと言っていた
八田さん
と共に訪れました.残念ながら,ピアニカの調達が間に合わず,八田さんの演奏への参加はかないませんでしたが.
alto sax 2名 (うち 1名は organ も,もう 1名は drums も),tenor sax 1名, guitar 2名, drums 1名, Eddie ちゃんと連弾で飛び入りの 1名,そして Eddie ちゃん (drums も披露) でわいわいとジャムが行われました.
ともあれ,昨晩もとても楽しい夜を過ごす事ができました.エディーちゃんありがとう.
Another fortunate was that I could watch the complete version of the legendary James Brown performance at Dallas in 1968 (just after Martin Luther King was assassinated).
もう 1つ嬉しかったのは,あの1968年ダラスでの JB のライブ (Martin Luther King 暗殺直後) の完全版ビデオを観ることができたことでした :)
...and finally here are some of the photos I took yesterday night...
というわけで昨晩の写真をいくつか:
若手からベテランまで,錚々たるメンバーによる 羽毛田耕士BigBand. 羽毛田さん のペンによる噂通りのスリリングなアレンジとそれに応えるアンサンブルの緩急,ソロイストの皆さんの十二分な活躍.あっという間の 2セットで,とっても楽しめました.演奏された皆さん本当にお疲れさまでした.
写真はピンボケばかりですみません. やたら 吉池さん の姿ばかり写っているのは御愛嬌ということで. 一応,時系列に並べてます. (2004年 2月19日 00:00 感想追加)
たまたま 2LP (のカット盤) を安価で見付けたので,遅れ馳せながら購入.
気持ちよすぎ.なんでもっと早くに買わんやったんやろう.
A面のちょっとノイズ風なコーラス, B面のゆらゆらとループする心地好い透明な音. 全曲素晴しく気に入りました. ジャケットの猫ちゃんがとても気に入ったので,LP で購入.
このレーベル,ちょっと注目してみようかしら.
盤質があまり良くないので,これ以上傷めない様にターンテーブルに乗せるのを控えめにしていますが,それでもかなりの頻度で聴いてしまいます.
1960年代後半になると,ガレージ系サイケ系のアルバムが俄然充実してくる Mercury の中でも,ジャケットデザイン,知名度 (無名度?),レア度,内容の充実度の全てにおいて突出していると思われるのがこのアルバムです.今でこそボーナストラック (リハーサル 3曲) 入りの CD が再発されていますが,それまでは長らく入手困難な時代が続き,ブートレグも流通した程でした.現在でも中古市場では高値で取り引きされています.
1968年にリリースされた,このバンド唯一のフルアルバム.アメリカ西海岸のローカルグループ Button Willow と Whatever's Right のメンバーを中心に構成された The Savage Resurrection ですが,ジミヘンばりのギターが縦横無尽に活躍するトラックあり,ドロドロのヘビーサイケあり,ブルースマナーにのっとったジャムあり,全体的にチープな味わいあり,と,ガレージ/サイケのおいしいところを凝縮した様な充実しまくりのアルバムです.
手元にあるのは,メンバー 5人中 4人の
サインが書かれた LP ですが,そもそもこれが本物かどうかなんて確証が持てるはずもありません(笑) ドラマーの Jeff Myer さんに問い合わせれば真偽の程は判定できるのかも知れませんが...
ローマ出身の二人組 Gabin の,とある曲のプロモーションビデオ.さて,この中で何台の車種を特定出来ますか? (笑)
- Doo Uap, Doo Uap, Doo Uap Video Clip (for RealPlayer)
個人的には,助手席のダッシュボードからアナログプレーヤーを取り出して,走行中にドーナツ盤を再生しているシーンが好きなんですが,いくら車が「ぴー」だからとゆうてもこれは無理やろ?! (車内再生用のポータブル機は昔製品化されてましたが)
曲自体はどうでもいいんですが,個人的には.
久し振りに Music Revelation Front さんのところから.
Momus, Ride, My Bloody Valentine, Velvet Crush, Boo Radleys, The Creation, House of Love, Slowdive, Swervedriver, Telescopes... つくづく良いレーベルでしたねぇ.
とりあえず,この本は近々買わねば.
Hail to the Thief / Radiohead (Parlophone 243 584 543-1)
私の様な音楽的嗜好の人間が心底楽しみにしていた数少ないリアルタイムのバンドのひとつ.この 6枚目のフルアルバムがリリースされて既に半年近く経っていたのですが,なんとなく忘れてしまっていたので,今回購入.
1st の “Pablo Honey” から,5th の “Amnesiac” まで,日本盤 CD をリアルタイムで買ってきて,その音楽性の変化を楽しんできました. 今年になって 4th の “Kid A” を UK 盤 LP (10インチ 33rpm 二枚組) でも入手した際,更にぶっ飛んでしまったので (単にうちの CD プレーヤーがおんぼろすぎるだけなのですが),今回の 6th も UK 盤 LP (12インチ 45rpm 二枚組) で購入.ついでに,同時に 3rd の “OK Computer” も UK 盤 LP (12インチ 33rpm 二枚組) で購入.
CD も買っておきたいのですが,今回から日本盤は CCCD になってるはず.こちらも素直に輸入盤かな....
さて,耽美的かつ破壊的なシューゲイザーの末裔→ドラマティックな伝統的王道ロック→自壊寸前の美しい轟音ロック→解体後のアンビエントな人工的ノイズその1→その2,という流れに続く今回の 6枚目.再びバンドアンサンブルが核になってはいるものの,明らかに 3rd 迄の音触とは異なります.アルバム全体を貫く肌触りは 4th, 5th を通過した後でしかありえないもので,倍音やエコーの海に突如かぶさってくるノイズ,コードやアンサンブル進行上の危うさからは,相変わらず新鮮な衝撃を与えられます.
ただ,アルバム全体の完成度という点では,3rd〜5th には及ばないという印象を受けます.新しい方法論の手探り中というか,いま一つ突っきれてない感じ.ただ,まだ通しで一回しか聴いてませんので,今後印象が変わる可能性もありますが.
ともあれ,方々で言い尽くされている感もありますが,「次回作の展開に期待」させられるアルバムです.
先週の火曜日,雨風の強い中,中央高速の高架下にてよしーけ師匠主導のもと修理を敢行,寿命気味の {パワステ,オルタネータ,コンプレッサ} ベルト (前期型は 2本だけど後期型は1本) は無事交換されたのですが.
先週末の夕方過ぎのこと,冷却水のロアホースが,アンダーカバーのホルダーにきちんとはまっていなかった様で,パワステベルトによって切られてしまい,じゃじゃ〜とお漏らし状態に.かな〜り久し振りのお不動さん.
で,新しいロアホースと交換する (してもらう) 半日でありました.予想していた以上に面倒臭い事が判明.全く整備性を考えてないどころか 整備性を阻害するかの如き組み付け を平気でやるこのメーカーの車に改めて呆れるやらなんやら.ともあれよしーけ師匠お疲れ様でした & 本当に有難うございました.
近くのファミレスで夕食を済ませたあとは,再び家でレコードかけまくりながら談笑. 今回はたけむー師匠が持ってこられた LP が大半だったので,ミュージシャン側からの興味という視点で,フュージョン寄りの音源が多かったかしら.しかしみんな超絶技巧でぶったまげるな.Eyewitness やら Friendship やら,あの辺り.この辺は聴いたことは大体あるものの,自分では持ってないジャンルであるので今回うちで聴けたのは良かった.
こちらからのネタの一枚 Sheffield Track Record は,さすがにコンプレッサを通してのダイレクトカッティングなので,音の生々しさは J.N. Howard & His Friends には遠く及ばず.しかしバスドラのアタック音なんかはなかなか気持ち良い.もう一枚の Thelma Houston は,Sheffield の 2番.かなり初期 (1975年) のもので,こちらは気持ちえがったー.音楽そのものもリズムが重くていい感じ.
しかしスタジオミュージシャンの人脈の複雑な絡まり具合は本当に面白く,ロック〜フュージョン寄りのたけむー師匠と,ビッグバンドがメインのよしーけ師匠とで,ストライクゾーンがきちんとクロスしたりシンクロしたりするところがなんとも.ともあれ,単なる (ええ,一応「単なる」としておきましょう) リスナーとして聴く私にとっては,ミュージシャンとしての視点はいつも新鮮で,今回もいろいろ勉強 & 参考になりました.
この手の新しめの録音には上が心地よく伸びきって透明感溢れる AT-OC9 の方が圧倒的にあってた.かたやちょっと古めの録音で中低域を重心低く太くふくよかに鳴らしてくれる DL-103R ですが,針の寿命が間も無く尽きる感じ.そろそろ交換時期だなトホホ.そういえば吉池さんがおられるのにモノーラルカートリッジの出番が全くなかった珍しい夜でした(笑)
そうそう,テレビの画面は FNS 歌謡祭 にした儘,レコードを聴いてました.よしーけ師匠の奥さんが出てるのを見逃したくなかったから.SMAP やら Kinki Kids (だっけ?) やらのバックでチェロを弾かれる奥さまをなんとか確認.ほとんど身内状態で「あ〜カメラそこでひくな!!」とか唸っておりました,はい.因みにバックのミュージシャンは,よしーけ師匠は殆ど知っておられました.スタジオミュージシャンの世界ってそんなもんなんですな.
ともあれ,御二方共夜遅くまでお疲れ様でございました。大変楽しゅうございました.
2003年11月26日水曜日,北千住にお住いのハモンドオルガンプレーヤー
Eddie Landsberg さん
のラウンジ
Eddie's Lounge
がオープン初日だったので,参加してきました.
来店されていたのは,主に Eddie さんのご近所さんや,音楽関係の知り合い,英会話/ピアノ/オルガンの生徒さんでしたが,こじんまりした店内は (初日ということもあってか) 大盛況.2日目以降も赤字が出ないことを祈ります(笑)
もともと Eddie さんが私にメールでコンタクトを取ってきて下さったのですが,とても気さくでかつディープな音楽マニアなプロのミュージシャンという不思議なキャラクターの持ち主です.もう今では東京の下町にぞっこんの御様子 (日本人の奥さんも下町の方).
敬愛するプレーヤーは Wild Bill Davis や Earl Bostic という時点で既にレアものです.Shirley Scott さんや Big John Patton さんに師事を仰いだ経験をお持ちで,旧き良きハモンドスタイルからファンクがかったスタイルまでなんでもこなされます.事実,店内のテレビでは映画 “Wattstax” やら,垂涎モノの JB 尊師の貴重な映像やらが流れていました.
上述の通りお店は狭いので,コンボ演奏はちょっと無理ですが,Hammond B3 ソロだけで充分ノリノリな演奏をして下さいました.後半には (今回は内輪な面子が多かったせいもあって) オルガンの生徒さんと連弾であれやこれや弾かれたり.
CD は 2枚リリースされており, 2001年録音の “Remembering Eddie Jefferson” (Berghem BHR-15) では Giacomo Gates さんをヴォーカリストに迎え,バックには James Spaulding さんや Ben Dixon さんの名前も見えます. 2002年録音の故 Big John Patton に捧げた “Man with a Groove” (Berghem BHR-19) では,オーソドックスな alto sax と guitar 入りカルテットで groovy なサウンドを聴かせます. どちらもスタジオ録音ということもあってか (?) やや大人しめの感触で,ライブで白熱した時の Eddie ちゃんの凄さを十二分に伝えるものではありませんが,お薦めです.
ちなみに過去のライブ演奏の音源は Eddie さんのサイト にて公開されています.
年末に sax 入り quartet のライブがあるので,今度はそちらを聴きにいこうと思います.頑張れ Eddie ちゃん!
先日入手した Sheffield Lab のダイレクトカッティング LP “James Newton Howard & Friends” (Sheffield Lab 23) 絡みで検索した際に見付けたサイト.
初めて知るエピソードも多数あり,読み応え充分.必見です.
因みに,リアルタイムで最初に買った TOTO の LP は “Isolation”,
これが私が買った生涯 3枚目の洋楽アルバムでした(笑)
一番最初はロサンゼルスオリンピック公式アルバム,2枚目は “Footloose” サントラ.
まあそういう頃だったのでした.
私にとってはこの辺りが高校生〜大学生頃にリアルタイムで聴いた音楽ということになる訳ですが.
Jesus & The Mary Chain や Pastels 辺りから My Bloody Valentine,Ride,Telescopes,初期の Boo Radleys などに続く Shoegazer 一派 (このフレーズも今となってはなんだかなーと思いますが).そして Smith 辺りから脈脈と続いた UK ギターロック,それらの中で,当時より自分の中で存在感が増して来ているのを今聴きながら再確認します.
このアルバム “Gala” 自体は EP やシングルからの編集盤で,A面が 1990年録音で完全に彼女達の個性を確立した独特の浮遊感漂う透明な音,B面は 1989年録音で音触りも一変し,限りなくガレージに近い感触の中無限に続くかの様なギターリンギングとうねるリズム.どちらも素晴らしい.
この A面の路線で開化したのがフルアルバムの “Spooky”.全編透き通る音と心地好い緊張感の連続.リアルタイムの音楽としては既に10年以上前,このリズムフィギュアは最前線ではなくなっているかもしれないけれども,単に自分が若かった頃の想い出と共にある音ではなく,いつまでも新しい発見と心地好さを保証してくれます.
でこの日は毎月恒例の集り.別に集まって何をするでもなく,あーだこーだ話をしているだけなんですが.いつもの様に岡村さん,大和さん,出口さん,山中さん,若林さん,その他の面々.そしていつもの様に皆さん60代から80代の方ばかり (出口さんは違うけど).相変わらず場違いな感とジェネレーションギャップの洪水の中機会を伺う.おじいちゃん達,二次会(?)のファミレスでも店員に文句いいまくりで正直げんなりしたけど,それはそれ.音楽の話だけはちゃんとして (フィルタリングしたのち) 吸収させてもらっとかないと.おっと忘れずに映画館のマスターとアナログプレーヤ談義もしておかないと.
で,この日は吉祥寺にて飲み.本当は八田さんから声がかかっていた 円盤でのイヴェント に行くつもりだったんやけど,高校時代の友人とのちょっとシリアスなお話となったので.八田くんすんまへん.
話の内容はさておき,最初は おっちゃんの台所 へ.行くのは2回目なんやけど,まあよかった.
で話が佳境に入る頃に彼がショットバーみたいなところに行きたいとゆうたので,店を出ることに. 私があんまりしんみりしたところはイヤなので, Funky に行くことに. かつては老舗の Jazz 喫茶だったけれども閉店し,飯も食えるバーの様なかたちで再オープンしたあのお店.行ったことなかったし.
その新しい店舗では 2階に JBL Paragon が設置されていました.カウンターに座ってアイリッシュとかシングルモルトとか飲みまくったんですが,その丁度斜め後ろ辺りにひっそりと.あんなに大きいスピーカなのに薄暗い室内では単なる家具の様に溶けこんでおりました.
とは言っても単に置いてあるわけちゃうくて,勿論音楽はがんがんとかかってる.店員が 2台の CD プレーヤを駆使してあれやらこれやら次々にかけてゆくわけですが....かけてる曲のセレクトから鑑みるに,うーんこれはほんまにテキトーにかけてるっぽいな.まあ別にそういう店なんでいいんでしょうけど.
Paragon の音を聴いたのは 3回目か 4回目なんだけど,もしかしたらこういうがやがやしたお店の中で存在感なく鳴っているのが最も Paragon らしいのかなとか思ってしまいました.
音楽を聴きにいったわけちゃうかったけど,一緒に飲んだ彼と重い話が続く時の息抜きとして,あるいは彼の話のペースにひきこまれない為の通底音として,あのお店と音は機能してくれた....のかな?
ともあれ閉店間際まで飲む羽目になり,財布は軽くなるわ,次の日は二日酔いで苦しいわ,ちと辛かった.
取り敢えず取得してみた.初めての .jp ドメイン.
それだけなんやけど.
ほんまなんかしら.... ともあれ面白い説明ではあります.
それはさておき,今年の始めにリリースされていたのにずっと買い忘れていた村八分の未発表音源集をやっとこさ入手.本当は昨年末にリリース予定だったのものが若干ずれこんだのですが,無事 Goodlovin' レーベルから 販売され たのは 3枚.今回はそのうち 2枚を入手.残る 1枚 (1979年 再結成後のライブ) も近いうちに購入しておきたいなと月並に思った次第.
くそ,Ruppli の Mercury disco 本,Vol.3 だけみつからん.
ともあれ備忘録.オンライン古本屋さんのメタ検索サイトかな.
たまには「日記」っぽい事も書いてみようかなと.
私は初めて参加したサッチモ祭. 日本ルイアームストロング協会 主催の恒例のイベントで,今年は (今年も? よく知らないけど) 恵比寿麦酒記念館 にて開催されました. 何より 入場料無料 というのに惹かれて (笑) 三連休の最終日にふらふらと行ってきました. もちろんメインの目当ては Jimmie Smith さん.
某ディスコグラフィーサイトで有名な方とのメールのやりとりで出てきた発言:
どんな年代であれどんなジャンルの音楽であれ、聴く人が初めて聴いた曲は全部新譜です。 リアルタイムで聴いた人がそうでない人をどうのこうのいうのは好きではありません。 音楽は等しく平等にそこに存在していると思ってます。
余りにも当り前の事実ですが,こうやって改めて目にすると新鮮な気分になります.本当にそうなんだよなあ.ちょっと勇気がわいてきました.ありがとうございます.
借金してでも欲しいと思っていた(?) The Astaire Story のオリジナル 4枚組ボックスをやっと入手出来ました.残念ながら,David Stone Martin さんによるモノクロポートレイト6枚が欠品しているのと,最後の数ページに水に濡れた跡がありますが,内容は当然ながら折紙付き.思わぬ自分へのプレゼントとなりました.
- The Astaire Story (Mercury MG C-1001/4)
追記 (2007/03/06):約4年の後、バインダーの痛みがなく、白黒イラスト欠品なしという より完全な状態のコピーを入手 することが出来ました。めでたしめでたし。
国内外の数名の知合いに協力頂いて,そこそこ埋まって来たので,取り敢えずここに載せとくことに (googlebot が拾うやろうし).
まだまだ抜けている箇所があります.タイトルは分かっているものの,正確なリリース日付が分かるまで載せてないものもあります.ということで,以下のものをお持ちの方,どしどし御連絡下さい(笑)- 1970年代〜1980年代の Swing Journal 他 Jazz 関係の雑誌
(多分広告欄にリリースもげが載ってるだろう,と) - 1979年〜1983年辺りにキングからリリースされた日本盤 (帯付)
(GXF-3100 番台とか GXK-8200 番台辺りを特に情報求む) - 1983年〜1988年辺りに東芝EMIからリリースされた日本盤 (帯, ステッカー, あるいは解説付)
(詳しいリリース日付を特に求む)
先日,Gary Campbell さんという方からメールを頂きました.なんと,あの Dick Campbell さんの息子さん.
私が最初に Dick Campbell さんの名前を知ったのは,2年前に CD 化された Gary Usher さんの未発表マテリアル「Beyond The Shadow Of Doubt」においてでした.Dick Cambell さんは,このアルバムの共作者であり,またこの CD 化にあたりマテリアルの提供と実質的な編集作業を行った方です.
その Dick Campbell さんがリーダーアルバムを Mercury レーベルに残してはった,という事実を知ったのは寡聞にもつい最近のことでした.しかもそれが数ある Folk Rock 期 Dylan クローンの中で圧倒的な評価を得ている,と.
これ,欲しいのう....
USB1.1 で 24bit/96kHz 入力というのは,かなり無理があるかも知れませんが, 今使ってる ONKYO MSE-U33HB という 16bit/44.1kHz ものが壊れたら欲しいなあ.壊れる事を期待してる訳ちゃいますけど....
はったさん による「ダメコンピレーションの代名詞」的な烙印が印象的な(?) Proper Music.しかし Mosaic Records のボックスなんかと比較するのは余りにも酷です.それに,なんといっても「安い」.これは重要です.コンプリートじゃないったって,web みたら分かることですし(笑)
で,最近「当り」「お買い得!」だったのが,Charlie Ventura の 4枚組ボックス.確かにパッケージもちゃちい感じなのですが,何せとんでもなく安い.4枚組なのにほとんど 1枚ものと同じ値段です.それと,このテの廉価盤コンピレーションにしては音質はちゃんとしている.ディスコグラフィーが目的の半分だった私にとっては充分満足できるものでした.
悲しい事に,ローカルニュース等で小さく報道されるだけなんだそうです.
- Rusty Draper, 80; a singer, star who shunned spotlight (The Seattle Times)
つい先日 LP を落札して この人の音楽の魅力にふれ出したところだったのに.... 合掌.
この LP を出品されていた Shawn Powers さんより教えて頂きました.
此処暫く,仕事(?)部屋に籠っている時は, Technicolor Web Of Sound の web radio を聴きっぱなしです.
特にレアなお宝音源が流れる訳でもなく,著名な Psyche/Garage ものがずっと掛かっているという局ですが,私には直球ど真中豪速球という感じのこのジャンル,仕事の効率アップになっているかは謎ということにしておきましょう.
因みに先刻から流れているのは Love, Greatful Dead, Beatles, Kinks, Small Faces, Pretty Things, Jefferson Airplane, Association, Doors 辺りの著名どころばかり.希に「をっ」というマイナーなバンドも流れてます.とは言え Cykle や Seeds 辺りでもマイナーではないやろうし,マイナーと呼ぶに値するのは「Pebbles」シリーズに収録される辺りのクラスでしょうか.
流れているのは9割方知ってる曲/知ってる演奏/持ってる盤ですが,(さあ音楽を聴くぞー,とリスニングルーム兼リビングルームに居る時以外は) CD をとっかえひっかえするのもあれなので,気楽に楽しめてます.
プレイリスト (というかこの局のストックリスト) は ここ で見られます.これを眺める限りでは,確かにここ10年程で CD リイシューされたものばかりです.
ともあれ,あー気持ち良い.
然し,このジャンル (ガレージ/サイケ) はオリジナル盤コレクターをやらんで良かった... (やってたら今頃破産してるやろうな)
なんか最近 あっち と連動したエントリが多いですネ... いや,勿論,他のレーベルも,他の音楽ジャンルも,当然 CD も,相変わらず聴いている訳ですが,未スキャンものを優先しておりまして... 次こそはもうちょっと新しい時代のものを此処に載せようっと(笑)
Slow Walk Rock / Sil Austin (Mercury MG-20237)
で,今回はこれ.旧日記 にも載せていた,スーパーバッドな私的名盤,「Rock 'N Roll / Red Prysock」 (Mercury MG-20088) と並ぶ(?) Mercury ホンカーのアルバム.
今更乍ら,萩原健太さん の 2002年12月29日付コラム は,作り手,送り手,聴き手,その全ての立場を弁えた上での簡潔,強力,かつ真っ当な意見だと思います.
Kenta's Pick of the Day: 2002/12/29 より:
とにかく謎の導入ですよ。誰が得してるんだ? 絶対、誰かが得してるんだよな。でなきゃ、こんなに各社が歩みを揃えて仲良くこんな欠陥コピーガードを導入するわけないもん。
業界の人にこの問題を聞くと、誰もが“個人的には反対なんですけどねー。でも、社が決めたことだから…”みたいに答えていて。でも、誰かが言い出したわけだろ? この粗悪なコピーガードを取り入れようって。それは誰なのよ。そいつを表に出せっつーの。広報とか、そういう社の方針の代弁者じゃなくて、その張本人に話を聞きたいじゃないのさ。
とっとと SACD なり DVD-Audio なりに移ってしまえばええんちゃうんかなあと思ってるんですが,こういう利権絡みの話はそうも簡単に進まないんでしょうねえ... そもそも,もはやレコード「会社」という存在 (とそれを中心とした枠組) 自体の必然性を根本から疑う時期ですらあるんでしょう.と言いつつ,レコードという「モノ」にも (音楽と共に,或いは音楽を越えて迄) 愛着を覚える自分もここに居る訳でして.
ともあれ,今から50年後には,音楽はどの様に流通し,どの様に聴かれていることになるんでしょうか.はてはて.
追記:Music Liberation Front というサイトで,この件に関する 記事 がありました.No CCCD のアイコンも置いてありましたので,上の通り拝借致しました(笑)
嗚呼,10吋盤.リードイン部分が盛り上がっていない最初期のマイクログルーヴなアナログ.後の弾力性のあるものとは違う,重く厚くそして硬い塩化ヴィニルの円盤.そして内袋を兼ねたチープで薄くぺなぺなの紙で出来たジャケット.内容なんかお構い無しで,もうそれだけでうっとりしてしまいそう.我ながらアホです.
Dixieland Classics Vol.2 / Phil Napoleon's Emperors Of Jazz (Mercury MG-25079)
幾ら Dixie 系の音楽がもはや不人気の領域に入ったとは言え,幾ら盤質が最高ではないとは言え,この盤が $3.00 とはどうかしてます.Yorklyn Records さん,有り難う(笑)
1964年は Jazz Messengers にとっては記念すべき (?) 辛い年.黄金の三管メンバーによる最後の大名盤「Free For All」 (Blue Note BLP-4170),更に Wellington Blakey さん (vo) を迎えての「Kyoto」 (Riverside RLP-493) をはさみ,続く Lee Morgan 復帰作「Indestructible」 (Blue Note BLP-4193) を最後に,音楽監督 Wayne Shorter さんが去ることになります.
'S Make It / Art Blakey And The Jazz Messengers (Limelight LS-86001)
そして John Gilmore (ts) さんを迎え,心機一転 Limelight レーベル と契約して吹き込んだ第一作 (Limelight レーベルの最初のアルバムでもあります) が,この「'S Make It」.このメンバーによる演奏は以前 LD で出た「Jazz 625」 (1965年 3月 7日収録) でも見る/聴くことができます.
しかし残念な事に,Shorter さんが抜けた穴は余りにも大きかった.ライブ演奏ではまだ今までに培ってきたノウハウと勢いがありますが,スタジオ録音となるとその差は歴然です.
うーむ,続々とオイシイ盤が CD 化されとるのう.私も負けてはおれん.
WE DIG MERCURY / マーキュリー コレクター精選
監修が岡村融さんというのは好印象.もし生きておられたら斉木克己さんがやっていてもおかしくないでしょう.斉木さんだったら Buddy Morrow とか Ralph Marterie は外さなかっただろうなあ.絶対売れないと思いますが.
しかし,ここに載っている盤のうち約半数が,かなり大変な思いをしてこの半年で入手した (オリジナルLP) 盤であるというのは何かしら因縁を感じます.まあどうせ私は LP で買うことになるのでいいんですが.
ナンシー梅木さん (梅木 美代志さん).戦後間も無くゲイ・セプテットのヴォーカリストとして活躍.1955年に渡米し一躍注目を集め,ヴォーカリスト,女優として人気を博します.アカデミー助演女優賞を獲得した映画「Sayonara」のテーマソングは梅木さんが歌い,これも当時ヒットしたそうです.
この内容は 旧日記サイトの記述 と同一のものです.テストも兼ねて此方にも再録します.
英DECCAが縦横振動式の ffss を,米ウェストレックスが 45/45 方式を,それぞれ完成させたのが 1950年代半ば.結局は 45/45 方式に統一され,ステレオ LP レコードは今に到ります.
それはさておき,ステレオ LP が店頭に並び出したのが 1958年.当然,店頭の LP がその日から全てステレオ盤になるわけもありません.各レコードレーベルやオーディオ業界の喧伝によりステレオ盤は徐々に受け入れられていきますが,結局は 1960年代後期まで,同じ音源でもモノーラル盤とステレオ盤が並行して売られることになります.