"NEW! STEREO RECORDS PAGE 98" on the cover of the Schwann Long Playing Record Catalog, June 1958 (eyecatch)

What Was the CBS “Compatible Stereo Record,” and Why Did It Vanish?

ステレオ盤を当時のモノーラルの針でかけると、盤が傷む。1958年の業界はそう見ていました。CBS 研究所が出した答えが、溝の縦の振れを絞った「互換ステレオ盤」です。しかし市販はされませんでした。連作第1回では、なぜ互換ステレオ盤は消えたのか、当時の業界誌や論文、特許からたどります。

Hand-drawn early RIAA recording characteristic chart

Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 25

米国のディスク録音再生における EQ カーブの歴史と技術を探究し続けてきた2年強でしたが、ディスク録音再生技術の奥深さを知り、数多くの学びがありました。結論として、モノーラルLP時代は諸説あり客観的調査も難しいが、ステレオLP以降に非RIAAカーブが適用されたとは到底考えられない、という考えに収束しました。

Western Electric LCR passive equalizer hardware

Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 23

1972年の日本のオーディオ雑誌の国内外プリアンプ特集号で、内蔵フォノイコのRIAA偏差など計測値が掲載されているものがあり、非常に興味深いデータとなっています。このほか、特に米国のプロ現場で伝統的に使われていたLCR録音イコライザと、民生用アンプで一般的なCR再生イコライザの違いに関する興味深い議論を紹介します。

Allied Radio and Electronics catalog covers, 1958-1981

Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 22

1950年代末〜1960年代中盤の民生用オーディオ機器のうち、フォノEQ内蔵アンプにおいて、それらフォノEQのポジション、実装方法などを、取説 / 回路図 / カタログ / 実機写真などを探し、調査してみました。時代が進むにつれ、RIAA オンリーになっていく様子が分かった他、新しい発見が多くありました。

Decca LXT 2695 test record jacket

Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 21

今回は「テストレコード」の歴史をみていきます。1940〜1970年代に多数リリースされていて、Hi-Fiデモ用も多数ありましたが、各種特性を厳密に特性計測する目的のプロフェッショナルなテストレコードも多くありました。今回は、ディスク録音EQカーブの目線から眺めてみます。

RIAA characteristics for fine groove disc records chart

Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 18

1953年6月19日に承認された、放送局向けの NARTB 録音再生標準規格。1953年12月21日に暫定規格として登場した改訂版AES再生特性、1954年1月29日に米レコード業界団体によって承認されたRIAA録音再生標準特性。この3つの規格の成立の歴史を細かく追ってみました。

Hollywood Sapphire Group inaugural meeting, 1947

Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 16

今回の Pt.16 では、米国エンジニアたちの企業間交流の開始による「企業秘密」から「情報公開」への流れ、オーディオ工学専門の雑誌 Audio Engineering の誕生とそこから生まれた学会 AES、市販レコードの録音再生標準規格化に向けた最初の動き、などをみていきます。

Fairchild Thermo-Stylus Kit advertisement

Things I learned on Phono EQ curves, Pt.12

Pt.11 に引き続き Columbia LP Microgroove レコード登場に関する追加サイドストーリの他、録音記録側(主にカッター針や歪)の技術的背景、録音EQカーブ、再生側の技術的背景、当時の再生EQ補正回路に対する改造など、当時の技術雑誌記事や論文を頼りに読み解いていきます。