米国のディスク録音再生における EQ カーブの歴史と技術を探究し続けてきた2年強でしたが、ディスク録音再生技術の奥深さを知り、数多くの学びがありました。結論として、モノーラルLP時代は諸説あり客観的調査も難しいが、ステレオLP以降に非RIAAカーブが適用されたとは到底考えられない、という考えに収束しました。
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Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 20
1953 NARTB / 1954 改訂 AES / 1954 RIAA の規格が出揃ったあと、米国の各レーベルはどのように RIAA カーブによるカッティングへと移行していったのか、その変遷をさまざまな資料をたどって追ってみました。同時に、過去〜現在の再生カーブ調査探求の系譜についても調べてみました。
Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 19
1954 RIAA録音再生規格策定後、当時のディスク録音機材、特にカッティングアンプや録音イコライザについて、取説や回路図から読み解いていきました。機器によって録音カーブの実現方法がさまざまでしたが、全てRIAA録音特性前提の構成であり、非RIAA録音カーブの使用は現実的ではなかったと考えられます。
What Rudy Van Gelder Did “Wrong”
先日、オーディオ評論家の山本浩司さんのお宅を訪問する機会に恵まれました。そこで体験した全ては余りに素晴らしく、耳と身体と頭でたくさん受け止めたものを今後の自宅オーディオに活かしたいと思います。持参してかけて頂いた Night Beat / Sam Cooke と STRAVINSKY: Firebird / Dorati, LSO (どちらもオリジナル盤LP)の音はうちでかける何百倍も鳥肌ものでした。リアルで涙がいっぱい出ました。幸せでした。 その訪問時、山本さんが Like Someone In Love / Art Blakey & The Jazz Messengers の再発LPをかけてくれました。ちゃんと確認し忘れたのですが、おそらく Music Matters から出ている重量盤 で、アナログマスターからストレートカッティングしている奴です。つまり RVG Remaster じゃない音ってことですね。 それで思い出したのが、2020年7月21日に書かれたこの記事。7月27日に読んで「そうだよね〜」と思った記憶が蘇りました。 What Rudy Van Gelder Did “Wrong” (Phil Freeman, Reverb.com) 特に以下の箇所が、この記事を要約しています。いかにも Steve Hoffman さんらしい毒舌ですね。 なるほど。 ある意味 RVG さんのやったことを的確に表現していると言えます。 >>> Mastering engineer Steve Hoffman infamously wrote on his own website, “Take…Posted by Kohji Matsubayashi on Sunday, July 26, 2020
Soul Machine / Richard Barbary
(this article deals with Richard Barbary’s only leader album left on A&M / CTI label in 1968. English version of this article (probably) will not be available.) コレクションを整理して、一部買い取りに出そうかな〜と作業をしていた時に、10年ほど聴いていない懐かしいアルバムに出会いました。はて、どんな内容だっけ、と、久し振りにターンテーブルに載せてみると、あれびっくり、こんなにゴキゲンな内容やったっけ?? ということで、10年越しで愛聴盤に昇格したと同時に、買い取りに出されるのを免れたのでした。 Soul Machine / Richard Barbary (A&M / CTI SP-3010)…