2024/12/06

曲名とアーティスト名と収録アルバム名が全て一緒のってどれくらいある?

曲名、アーティスト名、収録アルバム名の3者が完全一致するような例って、ありそうでなかなかありません。2013年にはっぴいえんどの「はっぴいえんど」という曲がアルバム「はっぴいえんど」に収録、という事実に改めて驚き、そういうような例って他にあるのかしら…といろいろ探してメモしてきた記録です。

2024/11/26

How Records Were/Are Manufactured (6)

「射出成形(インジェクションモールド)」「スチレン製」の LP についての一連の調査と学び、最終回の今回は、調査開始の発端となった Mercury 3本線マーク入り廉価盤について、手元の大量の Mercury 盤(笑)および当時の雑誌記事とにらめっこして、可能性の高い仮説を導いてみました。

2024/10/30

How Records Were/Are Manufactured (5)

射出成形vs圧縮成形、ヴァイナルvsスチレン、というレコード製造の歴史を過去の記事や文献から追ってみた記事です(第5弾)。結局LPでは射出成形およびスチレン盤は主流になることはありませんでしたが、21世紀に入り「環境にやさしい」「EUの危険物質制限」という異なる文脈から、射出成形PET盤LPが新たに登場しました。

2024/10/30

How Records Were/Are Manufactured (4)

廉価盤でよく見かける「インジェクションモールド」「スチレン製」の LP の歴史について、改めて過去の記事や文献を調べてみました(第4弾)。生産速度爆上がり、初期投資は高価だが中長期的にペイできる、と謳われた射出成形スチレン盤が、45回転盤以外ではなかなか普及しない様子を業界誌の記事で追いました。

2024/10/30

How Records Were/Are Manufactured (3)

廉価盤でよく見かける「インジェクションモールド」「スチレン製」の LP (「コンプレションモールド」「ヴァイナル」ではない)について、改めて過去の記事や文献を調べてみました(第3弾)。1948年の射出成形盤登場直後、朝鮮戦争の物資統制時代を迎え、ますますコスト意識が強くなっていく様子を、当時の業界誌記事で追いました。

2024/10/30

How Records Were/Are Manufactured (2)

廉価盤でよく見かける「インジェクションモールド」「スチレン製」の LP の歴史について、改めて過去の記事や文献を調べてみました(第2弾)。1957年と1976年発行の RCA Victor の社内技術紀要に、それぞれ当時のレコード製造技術がまとめられており、非常に参考になりました。

2024/10/11

How Records Were/Are Manufactured (1)

以前からずっと気になっていた、廉価盤でよく見かける「インジェクションモールド」「スチレン製」の LP (「コンプレションモールド」「ヴァイナル」ではない)について、改めて過去の記事や文献を調べてみました。当時のレーベルやプレス工場のコスト意識と新技術への挑戦が垣間見え、非常に興味深いストーリーでした。

2024/09/03

HumminGuru NOVA アドバンス超音波レコードクリーナ

HumminGuru 超音波レコードクリーナ (HG01) の後継機種、HumminGuru NOVA (HG05) を入手しました / I bought HumminGuru NOVA advanced ultrasonic record cleaner (HG05), a successor to HG01

2024/08/30

“Monaural” on Compact Disc Digital Audio

モノーラル音源が CD 化される場合、必ずしも左右チャンネルのデータが一致しているとは限らない、ということが気になってしまい(笑)、いろいろ調べてみました。 / Not all of the “Monaural” CDs have L/R channels being (binally) identical…?

2024/08/08

Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 24

過去記事の復習として、音がレコードに刻まれるまでに通過する各機器の歴史や経緯を改めて概観すると同時に、フォノEQカーブだけが音を決める要素ではない、という当然のことを再確認します。また、近年のCDリリース音源等で、シングルマスター、LPマスター、マルチトラックマスターの音の違いから分かることを考えてみます。