2024/01/17

Unplayed by Human Hands — DEC PDP-8

1975年と1976年に自主制作リリースされたLP「Unplayed by Human Hands」は、パイプオルガンを DEC PDP-8 ミニコンで自動演奏したアルバムとして知られています。主導したのはコンピュータ科学者 Prentiss Knowlton 氏で、マスタリングは Stan Ricker 氏でした。

2023/12/10

Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 20

1953 NARTB / 1954 改訂 AES / 1954 RIAA の規格が出揃ったあと、米国の各レーベルはどのように RIAA カーブによるカッティングへと移行していったのか、その変遷をさまざまな資料をたどって追ってみました。同時に、過去〜現在の再生カーブ調査探求の系譜についても調べてみました。

2023/11/22

Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 19

1954 RIAA録音再生規格策定後、当時のディスク録音機材、特にカッティングアンプや録音イコライザについて、取説や回路図から読み解いていきました。機器によって録音カーブの実現方法がさまざまでしたが、全てRIAA録音特性前提の構成であり、非RIAA録音カーブの使用は現実的ではなかったと考えられます。

2023/11/07

Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 18

1953年6月19日に承認された、放送局向けの NARTB 録音再生標準規格。1953年12月21日に暫定規格として登場した改訂版AES再生特性、1954年1月29日に米レコード業界団体によって承認されたRIAA録音再生標準特性。この3つの規格の成立の歴史を細かく追ってみました。

2023/09/29

Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 17

1948年〜1953年、標準規格(1953年NARTB規格、1954年改訂AES再生カーブ、1954年RIAA標準録音再生特性)が策定されるまでの時期に、録音特性の観点から米国の各レーベルはどのような状況だったか、さまざまな資料から調査してみました。

2023/06/21

Michell Orbe SE, here it comes!

長年愛用しアップグレードを多数行ってきた Michell GyroDec Mk.III の後釜として、正常進化版である Orbe SE を導入しました。 / Orbe SE finally came to me, as a straightforward successor to my loving GyroDec.

2023/06/17

Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 16

今回の Pt.16 では、米国エンジニアたちの企業間交流の開始による「企業秘密」から「情報公開」への流れ、オーディオ工学専門の雑誌 Audio Engineering の誕生とそこから生まれた学会 AES、市販レコードの録音再生標準規格化に向けた最初の動き、などをみていきます。

2023/06/16

Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 15

本稿 Pt. 15 では、一休み & 寄り道して、“High Fidelity” (高忠実度) または “Hi-Fi” という用語そのものの歴史について追ってみました。 / history of the term “High FIdelity” itself, invented way back in 1927.

2023/06/10

Things I learned on Phono EQ curves, Pt.14

1948年 Columbia LP レコードの登場後、他レーベルも追従、さらに RCA Victor の45回転盤も登場、いわゆる「回転数競争」の時代、どのレーベルがどちらの陣営につこうとしていたか、当時の状況を時系列で追ってみました。

2023/06/03

Mercury Popular Autographed Photograph Series

“Mercury Popular Autographed Photograph Series” という聞いたことのないシリーズ。スリーヴのみですが入手して、これがいったい何なのかを調べてみました。すると、レーベル創立直後の Mercury が78rpm盤販促用に使っていたことが分かりました。