Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 22
1950年代末〜1960年代中盤の民生用オーディオ機器のうち、フォノEQ内蔵アンプにおいて、それらフォノEQのポジション、実装方法などを、取説 / 回路図 / カタログ / 実機写真などを探し、調査してみました。時代が進むにつれ、RIAA オンリーになっていく様子が分かった他、新しい発見が多くありました。
1950年代末〜1960年代中盤の民生用オーディオ機器のうち、フォノEQ内蔵アンプにおいて、それらフォノEQのポジション、実装方法などを、取説 / 回路図 / カタログ / 実機写真などを探し、調査してみました。時代が進むにつれ、RIAA オンリーになっていく様子が分かった他、新しい発見が多くありました。
アナログマスターからカッティングされるアナログレコードの中には、途中でディジタル経路を通過しているものもあります。1980年代前半にディジタルマスターからカッティングされるようになる前から、ディジタルディレイ(DDL)というカッティング機材が使われていました。今回はこの周辺の歴史と経緯を追ってみます。
今回は「テストレコード」の歴史をみていきます。1940〜1970年代に多数リリースされていて、Hi-Fiデモ用も多数ありましたが、各種特性を厳密に特性計測する目的のプロフェッショナルなテストレコードも多くありました。今回は、ディスク録音EQカーブの目線から眺めてみます。
DCモータ版 Michell Orbe SE 用の33⅓/45/78回転3スピード対応プーリを英国の工房に作ってもらいました / Finally I obtained the 33⅓/45/78 rpm 3-speed pulley for Michell Orbe SE w/ DC motor.
1975年と1976年に自主制作リリースされたLP「Unplayed by Human Hands」は、パイプオルガンを DEC PDP-8 ミニコンで自動演奏したアルバムとして知られています。主導したのはコンピュータ科学者 Prentiss Knowlton 氏で、マスタリングは Stan Ricker 氏でした。
1953 NARTB / 1954 改訂 AES / 1954 RIAA の規格が出揃ったあと、米国の各レーベルはどのように RIAA カーブによるカッティングへと移行していったのか、その変遷をさまざまな資料をたどって追ってみました。同時に、過去〜現在の再生カーブ調査探求の系譜についても調べてみました。
1954 RIAA録音再生規格策定後、当時のディスク録音機材、特にカッティングアンプや録音イコライザについて、取説や回路図から読み解いていきました。機器によって録音カーブの実現方法がさまざまでしたが、全てRIAA録音特性前提の構成であり、非RIAA録音カーブの使用は現実的ではなかったと考えられます。
1953年6月19日に承認された、放送局向けの NARTB 録音再生標準規格。1953年12月21日に暫定規格として登場した改訂版AES再生特性、1954年1月29日に米レコード業界団体によって承認されたRIAA録音再生標準特性。この3つの規格の成立の歴史を細かく追ってみました。
1948年〜1953年、標準規格(1953年NARTB規格、1954年改訂AES再生カーブ、1954年RIAA標準録音再生特性)が策定されるまでの時期に、録音特性の観点から米国の各レーベルはどのような状況だったか、さまざまな資料から調査してみました。
長年愛用しアップグレードを多数行ってきた Michell GyroDec Mk.III の後釜として、正常進化版である Orbe SE を導入しました。 / Orbe SE finally came to me, as a straightforward successor to my loving GyroDec.