Things I learned on Phono EQ curves, Pt. 17
1948年〜1953年、標準規格(1953年NARTB規格、1954年改訂AES再生カーブ、1954年RIAA標準録音再生特性)が策定されるまでの時期に、録音特性の観点から米国の各レーベルはどのような状況だったか、さまざまな資料から調査してみました。
1948年〜1953年、標準規格(1953年NARTB規格、1954年改訂AES再生カーブ、1954年RIAA標準録音再生特性)が策定されるまでの時期に、録音特性の観点から米国の各レーベルはどのような状況だったか、さまざまな資料から調査してみました。
長年愛用しアップグレードを多数行ってきた Michell GyroDec Mk.III の後釜として、正常進化版である Orbe SE を導入しました。 / Orbe SE finally came to me, as a straightforward successor to my loving GyroDec.
今回の Pt.16 では、米国エンジニアたちの企業間交流の開始による「企業秘密」から「情報公開」への流れ、オーディオ工学専門の雑誌 Audio Engineering の誕生とそこから生まれた学会 AES、市販レコードの録音再生標準規格化に向けた最初の動き、などをみていきます。
本稿 Pt. 15 では、一休み & 寄り道して、“High Fidelity” (高忠実度) または “Hi-Fi” という用語そのものの歴史について追ってみました。 / history of the term “High FIdelity” itself, invented way back in 1927.
1948年 Columbia LP レコードの登場後、他レーベルも追従、さらに RCA Victor の45回転盤も登場、いわゆる「回転数競争」の時代、どのレーベルがどちらの陣営につこうとしていたか、当時の状況を時系列で追ってみました。
“Mercury Popular Autographed Photograph Series” という聞いたことのないシリーズ。スリーヴのみですが入手して、これがいったい何なのかを調べてみました。すると、レーベル創立直後の Mercury が78rpm盤販促用に使っていたことが分かりました。
米国中古盤でよく見かける、ラーメン丼鉢の柄のようなインナースリーヴ、Twitter で話題になっていたので、某所で質問してみたり、いろいろ調べてみることにしました。主に1970年代にジェネリックスリーヴとして普通に流通していたもののようです。
Miles Davis のアルバム “Nefertiti” のうち、1967年7月19日のセッションのみ Teo Macero でなく Howard A. Roberts がプロデューサとなっている件について、そもそもこの方はどんな方なんだろう?と思い、いろいろ調べてみました。
1948年6月のLP発表後、1949年1月には 7インチ盤も発表した Columbia でしたが、その翌日 RCA Victor が45回転盤プレーヤシステムを発表、業界を巻き込んだ回転数競争に発展し、最終的には棲み分ける形で共存します。この45回転盤の技術的背景や興味深いオートチェンジャーなどをみていきます。
ArtistShare で昨年予告されていた待望のアルバム、先月届きました。2012年6月、Jim Hall 翁が来日した際のライブ音源が CD 2枚組でリリースされました。貴重な音源、相も変わらず素晴らしい演奏内容。本当に最高です。この時のライブに行けなかったのが悔やまれます。。。